海外に住む日本人にとっては、どんなジャンルのものも大抵は海外製より日本製の方が使いやすいし、できれば日本製を使いたい!というのが一般的な感覚だと思います。
私もアメリカで息子を育てるにあたり、日本のAmazonや楽天でネットサーフィンしまくって良さげなベビー用品を買いあさりました(笑)。
しかし一方で、アメリカで現地調達したベビー用品の中でも「これは使える!」「むしろ日本のものより便利かも!?」と思ったものも意外とあります。
なので今回は、「アメリカで育児するならぜひこれを使ってみて!」と自信を持っておすすめできるアイテムをご紹介します。
赤ちゃんの様子をスマホで見られるベビーモニター
こちら、赤ちゃんがベビーベッドで寝ている様子を生中継で確認できる、いわば監視カメラです。
本体をWi-Fiに繋げ、スマホに専用のアプリをダウンロードすることで、スマホから赤ちゃんの様子を確認できます。
画像だけでなく音声も拾えますし、反対に、スマホを通して自分の声を赤ちゃんに聞かせることもできます(音声接続はボタン一つで繋げたり切ったりできます)。
また、電気を消した真っ暗な部屋でも、鮮明な画像で赤ちゃんの様子をチェックできます。
うちは、
「どうせ自分も赤ちゃんと同じ部屋で眠るんだから、モニターなんていらないでしょ」
と思って最初は買っていなかったのですが、生後3ヶ月のときにネントレ(赤ちゃんを寝室に一人にするジーナ式)を始めたのをきっかけに購入しました。
そして使ってみた結果、夫婦揃って「どうしてもっと早く買わなかったんだろう!」と後悔しました(笑)。
うちの息子は音に敏感で、せっかくねんねしてくれても料理やシャワーなどの生活音ですぐ起きてしまいます。
息子が寝ている部屋のドアをピッタリ閉めれば音が遮断され、いくらかはましになるのですが、そうすると今度は、息子の様子を見ようとしてドアを開けるときに「キィ・・・」という音がして起きます(涙)。
しかし、ベビーモニターを使えば、寝室のドアを開けなくてもいつでも何度でも携帯ごしに生存確認ができ、大変便利です。ときどきヘンな寝相で寝ているのが見えることもあり、ちょっと面白いです。
さらに、うちの夫に言わせると、勤務中や出張中でもスマホから天使の寝顔を見られるのは最高に素晴らしいとのこと。
仕事がたんまり溜まってくじけそうな時も、ぷーぷー寝息を立てて寝ていたり、もぞもぞ寝返りを打ったりする姿を見るだけで心がほっこりして、「息子のために今日もがんばるぞー!」と前向きになれるそうです。
なお、モニター本体からほんの少しだけ「ジー・・・」という録画の音がするのですが、ずっと一定音が続いて変化がないのが良いのか、息子は特に気にしていません。
お風呂タイムが格段にラクになるバスチェア
これ、この記事の中で一番おすすめできるベビーグッズです。ユニットバス形式のお風呂があるご家庭なら、買って絶対に損はしません。
どう使うかというと、バスタブの中にこのチェアを置き、その上に赤ちゃんを仰向けに寝かせます。そして大人と同じように、シャワーで赤ちゃんを洗います。
青い部分(赤ちゃんが乗る部分)はゴムとプラスティックの中間のようなソフトで薄い素材でできているので、ハンモックのように窪んで赤ちゃんの体にフィットします。
寝返りができない低月齢のうちならまず転げ落ちたりしないので、お母さんは赤ちゃんを支えたり抱きかかえたりする必要がなくなり、両手を使って赤ちゃんを洗ってあげられます。
また、青い部分には水切りボウルのような小さな穴がたくさん空いており、チェアに泡やお湯がたまってしまうこともありません。
一般的なベビーバスを使うと、お湯に落とさないようにヒヤヒヤしながら片手で赤ちゃんを抱きかかえ、もう片手で体を洗わなくてはならず本当に大変です。
でも、このチェアを使えば、全くのハンズフリーとなります。こちょこちょ遊びなんかをしながら、体の隅々までキレイに洗ってあげることができます。
説明書によると、対象年齢は新生児から6ヶ月まで。ただし、うちの息子は今13ヶ月で身長が80cm ちょっとなのですが、未だに使えています。
ちなみに、新生児の頃からこのチェアを使ってシャワーを顔にジャージャーかけていますが(義母に大変驚かれました・・・笑)、特に問題なくすくすく育っています。
おむつ替えで汚れても安心!防水シーツ
こちら、防水で、さらに肌触りのいいシーツです。
うちは6ヶ月ごろまでオムツ替えをベビーベッドの上でやっており、さらに男の子だったので、おしっこ攻撃の被害を最小限に抑えるべく、防水シーツを敷いていました。
防水シーツというと普通は固くそっけない手触りなものですが、こちらの製品は手触りの良い柔らかい素材で、しかもうちのベビーベッドにぴったりのサイズで便利でした。
これを2枚重ねて敷いておくと、万が一眠い夜間のオムツ替えでシーツが汚れてしまっても、さっと1枚目を取り去るだけでベッドメイキングが終了します。
超高級品!という訳ではないので、何度も洗濯するうちにどうしても毛玉は出来てきます(使い古したフリースみたいな手触りになります)が、特にほつれなどは生じず、1年以上使い続けています。
ガス周りや階段から赤ちゃんを守るベビーゲート
このベビーゲートは、ハイハイをし始めた生後5ヶ月ごろに、キッチンの入り口と階段の入り口に取り付けました。
もともとは、買う前に実物をちゃんと確認したくて、Buy Buy Babyやベビザラスに見に行ったのですが、両店ともにゆうに$100を超えるような高級品しか置いていなかったため、お手頃価格でレビューも良いこちらをAmazonで購入しました。
壁に穴を開けなくても取り付けられる設計(突っ張り棒のすごいバージョンのような)なので、うちのような賃貸住まいでも安心して使用できます。ただし、壁の表面がデコボコしていると固定できません。
うちのアパートは、壁の下側がでっぱっている変にオシャレなデザインのため、上の写真のように平らな部分に取り付けざるを得ず、ゲートが床から少し浮いてしまっています。。。
また、取り付けたい箇所の幅に適した製品を購入しないと、サイズが合わずそもそも取り付けられないのでご注意ください。
食べ汚しから服を守るお食事ビブ
私のママ友のほとんどは、お食事ビブはこちらのBABYBJORNのものを愛用しています。
しかし、わたし個人としては、こちらのbumkinsの防水布のビブがかなりおすすめです。
なぜbumkinsがおすすめかというと、何といっても洗濯機で洗えるから。
うちは食洗機はめったに使わないので、BABYBJORNを使うとなると毎食後に手洗いで洗って乾かして・・・という手間が生じ、とても面倒くさいのです。
さらに、BABYBJORNは首にかけるネックレスのような部分がちょっと固く、息子は嫌がって外してしまいます。。。
一方、bumkinsは、使ったはしから洗濯機に放り込めばキレイになるので手間いらずで、布製なので使用感も良いです。さらに、お出かけに持って行く時かさばらないというのも大きなポイントです。
ただしペラペラの布素材のため、食べこぼしを受け止めるポケットに奥行きがないのが唯一の難点。食べこぼしをうまくキャッチして服を汚さないという一番大事な点についてはBABYBJORNに軍杯が上がります。
どちらが使いやすいかはご家庭によって意見が分かれると思いますが、まあbumkinsという選択肢もあるのね、と頭の隅で覚えてもらえたら幸いです。
飲みやすく漏れないストローマグ
実はうち、「ストローマグは日本製が良い」とのママ友のアドバイスを受けて、最初はミキハウスのマグを使っていました。
しかしフタと本体をピッタリ締めるのにコツが要り、3回に2回はちょっと歪んでしまって、何度も開けて閉めてを繰り返さなければなりませんでした。
そして、フタが少しでも歪んでいると容赦なく中の飲み物が漏れてしまい、大変不便でした。
急いでいようが何だろうが、何度も、閉める→傾けて漏れがないか確認→漏れる→開けてやり直し、という作業をこなさねばならず、本当にイライラしました。
さらに、ストロー部分が飲み物まで伸びていない設計(哺乳瓶のような)なので、マグを傾けなければ飲み物が出てきません。
飲み物が瓶の半分以下になると、かなり鋭角にマグを傾けないと飲めませんが、そうすると赤ちゃんにかなり無理をして上を向いてもらわなければいけません。正直言って全然使えませんでした。
そこで、「もうちょっと良いマグはないものか・・・」と、アメリカで代わりのものを探して見つけたのがOXOのストローマグでした。使ってみたら、あまりの使いやすさに感動しました!
まず、ストローがちゃんと下まで伸びているので、傾けなくても飲み物が飲めます。ストローの先がボトルの真ん中ではなく端についているのもポイントで、残り少なくなってもちょっと傾ければ飲み残しなく飲み物が飲めます。
また、ストロー内部に弁が付いており、チューと吸わなければ逆さにしても飲み物がこぼれません。これは画期的!
本当におすすめなので、もしどのマグを買おうか迷っていたら、ぜひ検討してみてください。
ラクに手早く潰せる離乳食マッシャー
離乳食キットも、日本のものが良いと聞いて、最初はCombiのものを使っていました。
茹で野菜を輪切りにして、こし器と専用のヘラを使ってひたすらなめらかなペーストに仕上げる・・・のは、気が短く腕の力もない私には無理でした(笑)。
アメリカ人の知り合いには電動ブレンダーを勧められましたが、これも実物を見てみると重いし大きいし値段も高い・・・。
そこで試して見たのが、こちらの離乳食用のハンドマッシャーです。
今まで濾し器で30分くらいかけてちまちま作っていたさつまいもペーストが、これを使えばものの5分で簡単にできました。どうしてもっと早く使わなかったんだろう・・・。
もちろんこし器を通すよりもきめは粗いでしょうが、幸い息子は特に文句を言わず食べてくれたので、これで良しとします(笑)。
サイズは、ゆで卵1個を潰すのに丁度良い大きさです。離乳食を卒業しても、普段の料理にも活用できそうで本当に買ってよかったです。
アメリカのおすすめベビーグッズ:まとめ
いかがだったでしょうか?
一般的には、どんなものでも日本製が一番!と思われがちですが、アメリカでも、ふとした拍子に「おお、こんないいものが!」という良品に出会えることがあります。
Buy Buy BabyやTargetといった実際のお店で商品の実物をチェックしつつ、Amazonでの価格も調べて安い方で買うようにすると、お得にお買い物ができるのでぜひ試して見てください。
なお、アメリカのAmazonでは、ベビーレジストリという制度を使えばベビー用品を一度だけ15%引きで購入できます。
とてもお得なシステムなので、詳しく知りたい方はこちらの記事をご参照ください。
皆さんが、本当に使えるベビーグッズを手に入れて、少しでもラクに赤ちゃんのお世話ができるよう祈っております!