こんにちは、ニューヨークで２児の母をしている駐在妻ミイです。
アメリカは日本と比べて公的な祝日は少ないのですが、子供の学校の休みがまあえげつないくらい多いです（笑）。
うちの長男の通っている小学校では、一年12ヶ月のうち、５ヶ月は一週間以上の長期休みがあります。。。
ちょうどこの前、2024-2025年度の学校の年間スケジュールが配られたところなので、この記事では2024年の実際の学校スケジュールを例として紹介しながら、
- アメリカの学校はいつ休みになる？
- どんな内容の祝日がある？
- 個人面談の日も学校休みってほんと？
- 親が仕事で子供が休みの時はどうすればいい？
といったことをシェアしていきたいと思います。
アメリカの学校 年間休日スケジュール例
まずは、休みの日を黒抜きにした、息子の学校の2024年の年間スケジュールをご紹介します。
下記の画像をご覧ください。
休みが少なめの月でも、必ず２日は休んでいます。
下記が、月ごとの登校日を表にしたものです。２月、４月、11月、12月は実質３週間ほどしか学校がありません。。
| １月 | 21日 |
| ２月 | 16日 |
| ３月 | 20日 |
| ４月 | 14日 |
| ５月 | 21日 |
| ６月 | 17日 |
| ７月 | 0日 |
| ８月 | 0日 |
| ９月 | 19日 |
| 10月 | 20日 |
| 11月 | 15日 |
| 12月 | 15日 |
アメリカの学校の長期休み
アメリカの学校の長期休み（１週間以上の休み）は、うちの息子の学校の場合だと４つです。
- Summer Recess 夏休み
- Winter Recess1 年末年始の休み
- Winter Recess2 冬休み
- Spring Recess 春休み
以下、それぞれについて詳しくご紹介しますね。
アメリカの学校の夏休み
アメリカの学校の夏休みは、６月下旬から９月頭まで、2ヶ月ちょっとあります。
新年度の始まりも、2024年の息子の学校では9月4日と、どうも中途半端です。きっぱり1日から始まってくれたら良いのに。。。
この2ヶ月以上もの休みをどうにか乗り切るため、キンダーから３年生くらいまでの子供のお母さんは、子供をSummer Campというアクティビティに参加させます。
キャンプという名前ですが、実際に泊まりでキャンプに行くわけではなく、だいたい9:00-15:00くらいまで工作をしたりスポーツをしたり、年齢の近い子達と何か楽しいことをして過ごして家に帰ってきます。（もちろん実際に泊まりでキャンプに行くタイプのSummer Campもありますが）
スポーツクラブやアフタースクール業者、はたまた博物館、教会など、ありとあらゆる団体が独自のSummer Campを企画して参加者を募っているのですが、人気のものは年初から応募がいっぱいになることもあり、
「今年はどこのサマーキャンプに申し込もうかしら・・・」
というのはアメリカのお母さんの一番の悩みの種です。
アメリカの学校の年末年始休み
アメリカの年末年始の休み、またはクリスマス休みは、だいたい１週間ちょいで、息子の学校の2024年スケジュールだと10連休です。
パパママがもらえる仕事休みは12/24、25、元旦くらいなので、残りの休みをどうにか乗り切らなければいけないのが辛いところです。
休み前に、クリスマスプレゼントを先生とアシスタントティーチャーに渡さなければいけないのも忘れてはいけない重要ポイント。絶対的な義務ではないのですが、日本人のご家庭は律儀に渡す方が多いです。
先生に渡すプチギフトについては、こちらの記事でご紹介しているのでよろしければチェックしてみてください。
また、クリスマス前にはスクールバスのドライバーにもチップを手紙（子供が書いたものでOK）を渡す習慣があるのにも注意です。
アメリカの学校の冬休み２
息子の学校には、なんと２つめの冬休みが２月にあります（泣）。
この休みは、特に何かの祝日にちなんだものではなく、地域によっては違う時期が休みになっていることもあります。
ニューヨークのこの時期はドカ雪が多く、ただでさえ冬休みで辛いところをプラスアルファで雪で休校にもなったりして、子供は大喜びですが母は悲劇です。
アメリカの学校の春休み
アメリカの学校には、４月下旬に10日程度のの春休みがあります。
「４月だと、イースターにちなんでいるのかな？」
と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、イースターの時期は３月末〜４月の頭で、春休みとは別に２日程度の休みます。
アメリカの学校の祝日
アメリカの学校は、一般企業が休みにしていない祝日もお休みになったりしますし、また同じ地域でも学区によって休みがまちまちだったりします。
息子の学校で2024年に実際に休みになっている祝日は、下記の１０つです。
- 9/1 Labor day
- 10/3-4 Rosh Hashanah
- 10/14 Columbus Day
- 11/1 Diwali
- 11/11 Veterans Day
- 11/27-29 Thanksgiving
- 1/15 Martin Luther King, Jr. Day
- 3/29-4/1 Easter
- 5/24-27 Memorial Day
- 6/19 Juneteenth
ひとつずつ、どんな祝日なのかご説明していきますね。
9/1 Labor day
レイバーデーは9 月の第一月曜日に指定されており、2024年は9/1です。
労働者が１日８時間労働などの権利を勝ち取ったことを讃える日で、学校だけでなく企業もお休みです。
10/3-4 Rosh Hashanah
ローシュ・ハッシャーナーとは、ユダヤ暦の新年祭にあたります。
この日はアメリカ世間一般的には特に休みではないですが、私の住む地域にジューイッシュ（ユダヤ人）が多いことから学校が休みになっています。
10/14 Columbus Day
コロンブスデーは、10月の第二月曜日に、コロンブスがアメリカ大陸を発見したことを祝う祝日です。
コロンブスがイタリア人（というのが定説）ということで、ニューヨークではイタリア系移民による大規模なパレードがあります。
11/1 Diwali
ディワーリーはヒンドゥー教で新年を祝うお祝いです。
息子の学校では、昨年までは確か休みではありませんでしたが、多様性を重んじる新校長が就任した影響で今年から休みになりました。
このままいくと、来年あたりチャイニーズニューイヤーも休みになりそうで怖いです。。。
11/11 Veterans Day
ベテランズデーは退役軍人の日ですが、リタイアしたか現役かに関わらず、アメリカを守ってくれる全ての軍人さんに感謝する日です。
アメリカではわりとメジャーな祝日ですが、うちの夫の会社は休みにならないので、楽しいワンオペ育児が待っています。
11/27-29 Thanksgiving
サンクスギビングは、食べ物や友人など、身の回りの全てのことに感謝をする日で、アメリカではクリスマスに並ぶ一大イベントです。
普段は離れて住んでいる家族もこの日は総出で集まって、ローストターキーやパイなどのご馳走をワイワイ楽しみます。
11月の第四木曜日がサンクスギビングデーですが、その次の金曜や、その前の水曜日も休みにする学校が多いです。
このサンクスギビングから、クリスマスを経て年末年始までの期間をアメリカでは「Holiday Season（ホリデーシーズン）」と呼び、街は一気に盛り上がります。この時期特大セールをするお店も多いのも嬉しいポイントです。
1/15 Martin Luther King, Jr. Day
1月の第３月曜日は、キング牧師記念日。長いのでMLK dayと略されることも多いです。全米でお休みとなるので、この日はママも安心です。
アフリカ系アメリカ人の差別撤廃に尽力したキング牧師にちなんで、この日の前後には、子供たちは学校で人権や平等について学びます。
3/29-4/1 Easter Recess
イースターの日は、キリスト教で「春分の日の後の最初の満月の次の日曜日」と定められており、毎年けっこう前後します。
そして学校のイースター休みは、その日曜の前後の金曜と月曜になることが多いです。
必然的に４連休になり、しかもパパは休みではないので辛い・・・そして４月の終わりには一週間半のSpring Recessが控えているので私は毎年４月は半死半生です。
5/24-27 Memorial Day
メモリアルデーは５月最後の月曜日で、もともとは南北戦争で戦死した軍人さんを讃える日でしたが、今はあらゆる戦争で戦死した軍人さんを悼む日となっています。
私の住むロングアイランドでは、メモリアルデーのイベントと言えばジョーンズビーチでの航空ショーです。陸軍や海軍の飛行機がビーチの開けた青空を華麗に曲芸飛行する様は圧巻です。
6/19 Juneteenth
6/19はアメリカの奴隷解放記念日で、全米に奴隷解放宣言がされた6/19にちなんでいます。Juneteenthとは、June nineteenthを短くした略語です。
2021年に制定されたばかりの新しい祝日で、まだまだ馴染みがない方も多いのではないでしょうか。
しかしブラックアメリカンのコミュニティでは、この日は昔からの大事な日で、黒人人口の多いテキサスやアトランタなどの地域では毎年盛大なイベントが開かれています。
アメリカの学校のその他休み
アメリカの学校では、長期休みや祝日の他にも、こんな場合が休みとなります。
- 先生の研修会 Superintendent’s Conference Day
- 個人面談 Parent Teacher Conference Day
先生の研修会 Superintendent’s Conference Day
Superintendent’s Conference Dayは、先生や学校スタッフのスキルアップのための日で、息子の小学校では９月、11月、３月に年３日あります。
個人的には、これ以上の改善は求めていないから休みにしないでほしいと思うのですが、毎年必ずあります（泣）。
個人面談 Parent Teacher Conference Day
Parent Teacher Conference Dayは、12月と３月に年２回開催される親と先生の個人面談です。
日本と違って、アメリカでは個人面談期間は容赦なく学校休みになります。
家に子供を置いてママが学校に出かける必要があるので、パパが時間休などをとって家で子供を見るか、知り合いに子供を預けて行かなければなりません。
面談時間はだいたい15分くらいで、先生が子供のワークやら作文やらを見せてくれるのに「へえ！」と相槌を打っているだけで終わります。
何か言いたいことがある場合は別ですが、そうでないなら能動的に何か言わなくても気づいたら終わっているので安心してくださいね（笑）。
アメリカの学校の休みはいつ？：まとめ
さて、ここまでで、息子の学校の年間スケジュールを例に取って、アメリカの学校の休みや祝日についてお伝えしました。
なんだかんだで毎月３日くらいは休みがあるので母は大変ですが、逆を言えばそれだけ旅行のチャンスも多いということで、どうぞ実りあるアメリカ生活をエンジョイしてくださいね。