こんにちは、アメリカ生活もそろそろ5年の駐妻、ミイです。
アメリカのバスルームって、お風呂とトイレがくっついているし、シャワーも手持ちではなく上の方に固定されているし、日本とはまったく勝手が違いますよね。
また、バスルーム用品を揃えるにしても、アメリカに引っ越して来たばかりだと、
- バスルーム用の洗剤ってどれ?
- いっぱいありすぎてどのブランドがいいかわからない・・・。
- トイレの除菌シートが欲しいけれど、英語でなんていうんだろう?
- そもそもバスルームグッズってどんなお店で売ってるの?
と疑問も多く、欲しいグッズを集めるのにも苦労します。
そこでこの記事では、そんなアメリカのバスルームでのお風呂・トイレタイムを快適にし、さらに毎日の掃除も楽にするおすすめグッズをご紹介したいと思います。
排水溝の髪の毛取り シャワッシルーム
アメリカのお風呂の、日本と違うポイントの一つとして、「洗い場ではなく湯船で髪や体を洗う」ということが挙げられます。
なので、シャンプーで抜けた髪の毛や、体を洗って落ちた垢が、すべて排水口めがけて流れて行きます。
そして、アメリカの、お風呂の栓も兼ねた排水口は、こんな形をしていて髪が詰まりやすいし、掃除しにくいのです!!

そこでおすすめしたいのが、こちらのシャワッシルーム(ShowerShroom)という商品。
上の栓の部分を取り外して、その代わりに排水溝の中に差し込んで使います。
このシャワッシルームの良いところは、絡め取った髪の毛がくるくると円柱の部分に巻き付くので、ティッシュでぐるっと拭き取るだけで、集めた髪の毛がごっそり取れるという点です。
そうして簡単に集めた髪の毛は、ティッシュと一緒にゴミ箱にポイ!
すごく簡単で、今まで地道にやってきた排水溝掃除はなんだったんだろうと思います(笑)。
デメリットとしては、普通の栓よりもやや水はけが悪くなることですが、うちのシャワーの水圧の場合、シャワー中に水はけが悪すぎてどんどんお湯が溜まる・・・みたいなことは怒っていません。
なお、このシャワッシルームを使う前、oxoのこの製品を試したことがあるのですが、
こちらは水はけが超絶悪くなり、しかも溜まったお湯の中で浮き上がって髪の毛を排水溝に通してしまい、 全く使えませんでした。
oxoブランドは、タッパーや調理ハサミなど愛用していて大好きなのですが、このお風呂の栓に限ってはハズレでした・・・。
なお、シャワッシルームが使える栓の直径は、 2インチとなっています。
それより小さい1.5〜1.75インチの栓なら、タブッシルーム(TubShroom) 、洗面台(1.25インチ)にも使いたい場合はシンクシルーム(SinkShroom)という関連商品があります。
最後に注意点ですが、バスルームのお風呂を溜めたいときは、一度シャワッシルームを外して元々の栓をはめる必要があります。
頻繁にお風呂を溜める方は、いちいち栓を取り替えなければならないので少し面倒かもしれません。
手持ちシャワーヘッドに付け替え
アメリカのお風呂で、私が一番使いにくいと思っているのが、
「シャワーヘッドが上の方に固定されている」
ということ。
日本のような、ホースのついた手持ちシャワーなら小回りがきくし、お風呂を掃除した後にすすぐのも簡単なのですが、固定されているとそうはいきませんよね。
そこでオススメなのが、手持ち式のシャワーヘッドを別個で買って、付け替えてしまうということ。
業者を呼ばなくても、自分で簡単に取り替えられるので、とてもおすすめです。
詳しくは、こちらの記事でやり方を書いてあるので、よろしければ見てみてください。

お風呂のカビ予防に!シャンプーラック
アメリカのバスルームにはシャンプーやコンディショナーなどを置く棚がないので、とりあえずバスタブのヘリに一式を置いておく方、多いですよね。
しかし、そのまま何ヶ月も同じ場所にボトルを置きっぱなしにしていると(ポンプ式だと動かす必要もないですし)、ボトルの周りに赤カビのリングができます(泣)。
それを防ぐために我が家で導入しているのが、こちらの浴室の壁に貼り付けるタイプのシャンプーラックです。
アメリカでは、下のリンクのような固定シャワーに引っ掛けるタイプのシャンプーラックの方が一般的なのですが、これだと高い場所にしかものを置けず、身長147cmの私にはけっこう辛い・・・し、子供達の手が届きません。
そこで、KINCMAXの粘着テープで固定するラックの2つセットを買い、一つは高い場所に設置して大人用シャンプーを、もう一つは低い位置に子供用シャンプーやおもちゃを置いています。
浴槽洗剤
英語で浴槽洗剤は、「tub cleaner」と言います。
「mold & mildew blaster(カビを撃退!)」とか、「bleach(ブリーチ)」とか書いてあるものは、いわゆる鼻がツーンとする漂白剤なので、間違えて普段使い用に買わないようにしましょう。
私が最近ハマっている浴槽洗剤はこれで、自然なティーツリーとユーカリの香りが気に入っています。
1ボトルで6ドルもしてちょっとお高いのですが(普通のものは3ドルちょい)、ナチュラルな原料で子供が触れても安心なのと、ステイアットホームで少しでも家にいる時間のテンションを上げたいので、思い切って買ったら当たりでした。
この洗剤を買う前は、いわゆるオーソドックスなScrubbing Bubblesの洗剤を使っていたのですが、
「シトラスの香りだから間違いないだろう」
と思って買ったのに、やたら甘ったるい匂いがしばらく残るし、しかもぜんぜん汚れが取れないしでガックリ後悔しました。
これからはバッグや洋服などの買い物をセーブして、そのぶん浮いたお金で、ちょっと良い日用品を使って日々の生活を楽しみたいなあと思う今日この頃です。
お風呂掃除ブラシ
お風呂掃除ブラシは、私は日本で柄が長いブラシタイプを愛用していたのですが、アメリカで一回も売っているのを見たことがありません。
柄が長いブラシタイプを使いたい方は、渡米の前に忘れずに日本で買っておきましょう。
持ち手が小さなブラシなら、こちらがデザインも機能性もばっちりです。
スポンジでもOKなら、柄の長さが調節できるこんなタイプもあります。
あと、最近アメリカで密かな流行りを見せている、電動ブラシ。お風呂用のものもあったのでご参考にリンクを貼っておきます。
充電式でコードレス、手でゴシゴシ磨いても落ちない頑固な汚れがラクに落ちるとのことで、ちょっと気になっています。
ただ、お風呂掃除だけのための買うにはちょっと高いので、ブラックフライデーなど、セールの時期にまたチェックしてみようと思います。
使い捨てトイレブラシ&除菌シート
トイレ掃除、面倒ですよね。私も嫌いです(笑)。
何が嫌って、掃除で使った後のトイレブラシを、そのまま水も拭かずにブラシ立てにしまい込むのが嫌です。
しかし、ニューヨークのママ友にこの使い捨てトイレブラシの存在を教えてもらってから、その悩みが解消されてかなりラクになりました。
このトイレブラシ、ブラシの先(六角形の青い部分)に洗剤が染み込んでいて、洗剤なしでトイレ掃除ができます。
そして使い終わったら、ゴミ箱の上で、柄にある青いボタンを押すと、六角形のブラシの部分がポロっと落ちます。
こうして柄の部分だけを使いまわし、ブラシは毎回新しい使い捨てのものを使います。
上の商品ではブラシのリフィルが12個ついてきますが、じきに足りなくなるので、定期的にリフィル(30個入り)だけを買い足します。
私はAmazon PrimeのSubscribe & Saveというサービスを使って、半年に一度、まとめてリフィルを自動発注するようにしています。
なお、トイレの除菌シートは、英語ではDisinfecting Wipeと言いますが、アメリカではLysol Wipeという商品がとても有名です。
しかしこのLysol Wipe、とにかく匂いがきつくて私には合いませんでした。
私はいま乳幼児の子育て中で、おしり拭きに洗剤またはアルコールを付けて除菌シートの代わりに使っているのですが、アメリカで「除菌シート」がどうしても欲しい!という方におすすめするとすればこのSeventh Generationかなあと思います。
Seventh Generationはちょっとお高めのナチュラル派のブランドで、私はここの洗濯洗剤を使っているのですが、匂いがきつすぎず気に入っています。
トイレ用塩素洗剤
「どうしよう、トイレに掃除サボったリングができてしまった・・・」
という時は、トイレ用の塩素洗剤(日本ならドメストが有名)のお世話になると思います。
アメリカのトイレ用の塩素洗剤の一番メジャーなブランドはLysolで、この商品がよく使われています。
ボトルの口がちょっとななめになっているので、トイレの縁を狙い撃ちするのに便利です。
サボったリングができないように、まいにち少しずつ漂白したいなら、
こちらのタンクに入れる錠剤タイプがおすすめです。
ただし、タンクからトイレボウルに水を流す出口にこの錠剤(けっこう大きい)が引っかかってしまうと、それを取り除かない限り水が流れ続けて水道代がすごいことになってしまいます。
引っかかると、かすかに「ジャー・・・」という水音が流れて止まらなくなるのですぐ気づきます。
気づいたら、何か先の長いものをタンクに入れて、ちょいちょいと錠剤を出口から遠ざけましょう。
私はこの錠剤を使っていますが、引っかかる頻度は3ヶ月に一回ほどなので、これくらいなら許容範囲かなと思って使っています。
なお、使うとトイレにちょっと塩素の匂いがするようになるので、敏感な方や、小さな赤ちゃんがいるご家庭ではやめておいた方がいいです。
トイレの詰まりを流し去る強力洗剤
アメリカのトイレって、詰まりやすいですよね。
ちょっとトイレットペーパーを多めに使ったり、子供がすごく踏ん張った後のオムツの中身を捨てたりするだけで簡単に詰まるので、トイレの Plunger(詰まり取りの吸盤)は一家に一台必須です。
また、なんとか流れた後も運が悪いと、排水パイプの中が詰まって水流が弱くなることがあります。我が家ではそんな時のために、こちらのトイレのパイプ用強力洗剤を用意しています。
固形になっており、トイレボウルの中に落として流せばそれで掃除が完了します。
ナチュラル洗剤(重曹・クエン酸)
最後に、重曹やクエン酸といったコスパ抜群の洗浄素材について書いておきます。
重曹(Baking Soda)
まず、エコな洗剤の代表格といえば重曹ですが、アメリカでは、Arm & Hammerというブランドがとても有名です。
私もペパーミントオイルと重曹を入れた重曹水をキッチンのシンク下に常備しており、万能洗剤として使っています。
重曹はアルカリ性なので、酸性の汚れ(油や黒カビなど)によく効きます。
ちなみに、重曹水を入れるスプレー容器は、Amazonで買うと割高なので、TargetかBed Bath & Beyondで買うのがオススメです。
重曹には消臭効果もあるので、お皿に入れて冷蔵庫に入れたり、息子のオムツゴミ箱にふりかけたりして使っています。
クエン酸(Citric Acid)
重曹と並んで日本の主婦に人気のクエン酸、英語ではCitric Acidといいます。
アメリカでは、酸性のナチュラル洗剤といえばお酢なので、クエン酸はそこまでメジャーではないし、お値段もお高めです。
しかし、クエン酸はお酢と違って無臭なので、あのツンとした匂いが苦手な方はクエン酸を使った方が無難です。
お酢での掃除は、掃除をする本人が気にならなくても、家族(特に男性)が嫌がったりするので注意です。
クエン酸は酸性なので、アルカリ性の汚れ(石鹸カス、トイレの黄ばみ)に有効です。
アメリカのバスルームの掃除グッズ:まとめ
さて、ここまでで、アメリカのバスルーム掃除を快適にするグッズをいくつかご紹介しました。
- 排水溝の髪の毛取りシャワッシルーム
- 手持ち式シャワーヘッド
- シャンプーラック
- 浴槽洗剤
- お風呂ブラシ
- 使い捨てトイレブラシ
- 除菌シート
- トイレ用塩素洗剤
- トイレのパイプ詰まり用洗剤
- ナチュラル洗剤(重曹とクエン酸)
お風呂やトイレの掃除は、いったんガンコな汚れがついてしまうと、途端にピカピカにするハードルがぐっと上がってしまいます。
そうならないように、汚れがつきにくくなる便利グッズを駆使しつつ、こまめな掃除を心がけましょう!
なお、アメリカ生活での家事をもっとラクにしたい!という方には、こちらの記事もおすすめです。

よろしければご覧になってみてくださいね。