アメリカで生活を立ち上げる時、まずしなければならないのがインターネットとテレビの契約ですよね。
しかし、日本から来たばかりの時は、
「どんなプロバイダがいいのか?」「どこで契約できるのか?」
など勝手がわからず、何から手をつけたらいいのか解らない方も多いかと思います。
そこで、アメリカで不本意ながら3回の引っ越しを経験し、何度も契約と解約を繰り返してきた私から、アメリカで一からネットとテレビを契約する方法をご紹介したいと思います。
アメリカの主なネット&テレビのプロバイダ
まず手始めに、アメリカにどのようなプロバイダがあるのかをご紹介します。
アメリカは国土が広いので、各エリアによって、どのプロバイダを使えるかというのは変わってきます。しかしだいたい、
- Verizon
- AT&T
の大手2社が幅を利かせています。
少なくとも、私が住んだことのあるニューヨークとアトランタでは、この2社のいずれかと契約している人が多かったです。
ちなみに、自分が住んでいる家と契約可能なプロバイダを探す方法については、wireflyというプロバイダ比較サイトで、ZIPコード(郵便番号)を入力すると調べることができます。
ネット&テレビのプロバイダを選ぶポイント
それでは、自分にぴったりのプロバイダを選ぶには、一体どうしたらいいのでしょうか?
インターネット&テレビのプロバイダ各社は、その時々で様々なキャンペーンを打ち出しているので、いつ契約したいのかによって、「どのプロバイダが一番お得か」というのは変わってきます。
しかし、実際にそれぞれの公式サイトを巡ってみればわかると思いますが、各社とも料金やサービス内容にそこまで違いはなく、どこを選んだから極端に損(得)をする、ということはほとんどありません。
ただ、強いて言うなら、皆さんがアパートや家を借りる前に、大家さん(または管理人さん)に、「どのプロバイダと契約したら良いですか」と聞いてみると良いと思います。
なぜなら、ほとんどの住宅では、(前の住人が契約していたなどで)すでに特定の会社の回線が通っています。自分も同じプロバイダと契約すれば、すでに家にあるケーブルをそのまま使えば良いので、回線の開通作業がスムーズに終わります。
なお、日本だと、ケータイと同じ会社でネットとテレビも契約するとお得ですが、残念ながらアメリカではそのような特典はありません。
ネットとテレビは、携帯とは関係なく契約してOKです。
割引価格のお得なセットプランがおすすめ
契約したいプロバイダを決めたら、次はどのプランで契約するかを決めましょう。
前述したwireflyでもざっくりしたプラン内容は調べられますが、やはり各プロバイダの公式サイトを見た方が確実です。
ネットとテレビの両方を使うなら、1年契約(または2年契約)のセットプランがおすすめです。
- ネットの回線速度 50/Mbps
- テレビは75チャンネルくらい
- 月々の支払い70~90ドル
くらいが一般的です。
ネットとテレビのセットプランとは、初めて申し込む人限定のプランで、1年(または2年)の間、お得な割引価格が適用される代わりに、一定期間以内に解約すると違約金を取られるのが特徴です。
また、1年(または2年)の割引期間を過ぎると、次の月から自動的に通常料金の請求が来るようになります。
我が家もニューヨークではVerizonの2年縛りのセットプランに加入しており、3年目から支払額が上がって、「いきなり値上がりした!?」とすったもんだしたことがありました。
その時に、「値上がりしたし他社に乗り換えちゃおうかなあ」と、他社比較&値下げ交渉したことについて記事を書いていますので、よろしければこちらもご参照ください。
また、アトランタへ引っ越してからは、今度はAT&Tで2年縛りのセットプランを申し込んだのですが、その後しばらくして、
「うちって、実はテレビあんまり見ないよね・・・? ネットだけで良いんじゃない?」
ということになり、テレビだけ解約しようとしたら、
「このプランは、契約してから1年以内に解約すると違約金がかかります」
と言われて1年間待ったこともあります。1年後、無事にテレビを解約して、もともと月額75ドルだったのが、ネットのみの月額40ドルとなりました。
テレビの契約には、オプションで、HBO(映画チャンネル)やテレビジャパン、ディズニーチャンネルなどの有料チャンネルを付けることもできます。
というより、普通にテレビを契約するだけで、HBOは3カ月無料で勝手についてきます。
この3カ月無料というのが曲者で、契約当初は「無料期間が過ぎたらオプションから外せばいいや~」と思っていても、3カ月経つ頃にはキレイさっぱり忘れちゃうんですよね!
なので、最初からHBOが要らない方は、契約後、忘れないうちにすぐにオプションを外すことを強くオススメします。オプション解除は、プロバイダのWEBサイトか電話でできます。
アメリカのネット&テレビ 契約方法とその後の流れ
プロバイダとプランを決めたら、いよいよ実際にプロバイダと契約します。
直接営業店に行って契約しても良いですし、WEBサイトや電話でも契約可能です。
アメリカでは、対面や電話で店員さんと直に話しても、ほとんど値引き等のメリットは得られないので、必要事項などを伝え間違うリスクの少ないWEB申し込みがおすすめです。
申し込み後は、プロバイダから電話がかかってきて、家に回線を引く日取りを決めます。当日になったら、サービスマンが家まで来て、インターネットとテレビの回線を繋げてくれます。
残念ながら、来る時間までは指定でないので、その日はサービスマンが来るまで一日中家で待機しなければなりません。作業は、1時間しないくらいで終わります。
ネットのルーターや無線LAN、レビの受信機といった機器類は、全てプロバイダが無料で貸し出してくれるので、自分で購入する必要はありません。
サービスマンが、ネットもテレビも問題なく使えるところまで設定してくれるので、特に自分でがんばらなければならないこともありません。
強いて言うなら、サービスマンが帰る前に、実際に自分の携帯やパソコンでWi-Fiが使えるか一緒にテストしてもらうと良いでしょう。
ネットとテレビが開通した後は、
- 要らない有料オプションをキャンセル
- 月々の支払いが問題なく引き落とされているかを確認
して、晴れて契約手続きは終了となります。
アメリカでインターネット&テレビを契約する方法:まとめ
さて、ここまで長々と書いてきましたが、自分でやること自体はそこまで多くないので、始めてみれば意外と簡単に終わります。
最後に、今までのおさらいとして、アメリカでのネット&テレビ契約の流れをざっと箇条書きにしてみます。
- 自分の住んでいる住所でどのプロバイダが使えるか調べる
- どのプロバイダとどんなプランで契約するか決める
- 実際に契約する(WEBサイトから申し込むのがオススメ)
- プロバイダから電話がかかってきて、いつ回線工事するか日取りを決める
- 回線の開通工事をしにサービスマンが家まで来る
- 3カ月だけの無料特典オプション(HBOチャンネルなど)を解除する
- 月々の請求がきちんと自動引き落としされているか確認する
皆さんが滞りなく契約終了し、快適にインターネット&テレビを楽しめるようお祈りしております!