こんにちは、ニューヨークの片隅で駐妻をしているミイです。いよいよ駐在生活も5年目に突入しました!
今回の記事のテーマは、1歳児が夢中になって読んでくれる英語の赤ちゃん絵本についてです。
せっかくアメリカで子育てしているなら、楽しい英語の絵本をたくさん読んであげて、本や英語の楽しさを教えてあげたいですよね。
しかし、親子の両方が楽しめる絵本を発掘するのは、意外に難しいもの。
下手に難しい絵本を選んでしまうと、自分の英語力不足でそもそも読めないし(笑)、かといって自分でも読める易しい絵本を見つけてきても、子供が興味を持たずそっぽを向いてしまったり。。。
そこで、今回の記事では、実際にうちの息子が夢中になった英語絵本の中から、
- 1歳の赤ちゃんの興味を引きやすく
- お母さんも簡単に読める
ものを5冊ご紹介します。
なお、英語に初めて触れる子のための、アルファベット絵本を知りたい方はこちらの記事がおすすめです。
アルファベット絵本おすすめ10選|アメリカの子供に人気なのはどれ?
皆さんのお子さんが、この中のどれかを気に入ってくれることを願っています!
手触りが楽しいアニマル仕掛け絵本 Tails
まず一冊目は、Matthew Van Fleetの『Tails』です。
アメリカのアマゾンと、日本のアマゾンのリンクをそれぞれ貼っておきます。
色々な動物のしっぽが出てくる仕掛け絵本で、フワフワの虎のしっぽや、キラキラゴージャスな孔雀のしっぽ、でこぼこ硬いワニのしっぽなど、手で触って楽しめるので赤ちゃんの興味を惹きやすいです。
手触りの工夫だけでなく、たとえば、下の画像のように、矢印を引っ張ってしっぽをふりふり動かすような面白い仕掛けも多数あり、大人が読んでも飽きません。
英語のレベルに関しては、なにぶんしっぽの話なので、単語はstringy(細いひものような)、slinky(すらっとした)など、あまり馴染みのないものもありますが、文章がとにかく短くて、わからない単語も1文で1つ程度なので、
「まあ、これくらいなら辞書引こうかな・・・」
という気になって読み進められます。
うちの息子は、生後半年ごろからこの絵本が大好きで、2歳9ヶ月になった今でもよく開いて遊んでいます。
英語で色を覚える絵本 My Very First Book of Colors
こちら、はらぺこ青虫で有名な、エリック・カールの色絵本です。
どんなに英語が苦手な方でも、この絵本なら絶対に読めると太鼓判を押せます。
なぜなら、色の名前しか英単語が出てこないから!(笑)
読み方としては、まず1ページ目を開くと、上の段に青い色、下の段にレモンが見えます。
この絵本は上下バラバラにめくることができるので、下の段をめくっていくと、やがて青い鳥が現れます。
こうやって、上の段は色を、下の段はその色をしたアイテムを選んでマッチさせて遊びます。
うちの息子は、1歳の時はまだマッチさせることはできませんでしたが、この英語絵本で遊ぶうちに、blueのページを開いて「ぶ!」とか、greenで「ぎー!」とか言うようになりました。
なお、この上下合わせ絵本はシリーズもので、Colorsの他にもShapes(丸、三角、四角など)、Numbers、Wordsがあり、4冊セットバージョンを買うこともできます。
セットで買ったほうが、1冊分お得です。
うちはこの4冊セットで買いましたが、どれも息子の食いつきがすこぶる良く、セットで買って正解でした。
たとえば、この下の画像のNumbers絵本は、上は数字を、下はその数の果物をマッチングさせるものですが、こちらも息子は大好きで、よく「読んで」とせがまれました。
読み始めてすぐ、nine cherriesを指差して「ちぇいー!」、ten grapesを「ぐえ!」などと言うようになり、果物の英単語をたくさん覚えられて良かったです。
普段じっさいに食べている身近な果物を使って10まで数えることができ、果物好きの息子にとってはたまらなく魅力的なようでした。
手遊び仕掛け絵本 Pat the bunny
3つ目の英語絵本は、Pat the bunnyです。
しかしこの絵本、ちょっと絵が古臭くて、正直言うと私はあまり好みではありません(笑)。
が、Amazonで高評価だったことと、Amazon Baby Registryで15%引きで買えるからという理由で、軽い気持ちで購入しました。
結果、買って正解でした!
これもTailsのような遊び絵本で、フワフワのうさぎの毛を撫でたり、鏡を覗き込んだり、パパのお髭をじょりじょりしたり(大人にしてみればめっちゃ嫌!ですが、赤ちゃんには楽しいらしい)とページをめくるごとに面白い仕掛けがあります。
さらに、軽い素材で作られていてコンパクトなため、お出かけの時にバッグに入れて持ち歩くこともできます。
英語も簡単だし、息子も好きだしで、今では、
「ちょっと絵が可愛くないくらい、どうってことないわ」
と、ありがたく活用させてもらっています。
写真で英単語を覚える絵本 First 100 words
次の英語絵本は、First 100 Words。カラフルな写真で英語の単語を覚えていく、絵辞典です。
見開きごとに、Food、Clothes、Petsなどのカテゴリが設定されており、それに沿った単語と写真が並んでいます。
写真が大きくカラフルなので、生後間もない赤ちゃんでも楽しめます。
大人からすると、世の中にありふれたアイテムがひたすら列挙されていくだけなので、読んでいても全く面白くないのですが、この世に生まれてきたばかりの赤ちゃんからすると、
「なんだこれは!? こんな色鮮やかな物体がこの世には存在するのか!?」
と、驚きの連続のようで、何回も「読んで読んで」とせがまれました。
もうすぐ3歳になる今は、自分でひとつひとつ写真を指差して、私に得意げに、
「これはFlower、これはDog・・・」
と教えてくれます(100単語もあるのでなかなか終わりません:笑)。
コンパクトなので、小児科の検診に行く時など、暇つぶしに持って行くのにもバッチリです。
英語の歌絵本 Pajama Time
こちら、アメリカで人気の絵本作家、Sandra Boyntonの代表作、『Pajama Time』です。
上記4つと比べると、文章の長さが長く、英語の難易度高めです。
・・・が、文章量としては、1ページに1〜3行程度で、ストーリーも、
「どんなパジャマもみんな良い! パジャマで踊って良い夢見ようぜ!」
みたいな内容なので、英語がわからなくてもノリでなんとかなります(笑)。
かなり有名な絵本で、Youtubeにも読み聞かせの動画がいくつかアップされているので、イントネーションや発音などの参考にしてみると良いと思います。
さらに驚くべきことに、この絵本、実は曲がついています!
実は作者のSandra Boyntonは作曲家でもあり、自分の絵本の文章を歌詞にして歌を作ってしまうのです。
その英語歌の動画がこちらになります。
かなり難しいメロディーでテンポも早く、真似して歌うのはなかなか難しいですが、楽しい曲なのでぜひ聴いてみてください!
英語絵本1歳児におすすめ5冊:まとめ
さて、ここまでで、うちの息子が大好きな英語絵本の中から、特に1歳のときにハマっていた絵本を5冊ご紹介しました。
息子は、もともとはあまり絵本に興味がなく、せっかく読み聞かせしてもそっぽを向いてボールに突撃するような子でしたが、うまく彼の好みにフィットする絵本を見つけてからは、
「よむ! よむ!」
と、大好きな絵本を私のところまで持って来てせがむようになりました。
「こ、これだ・・・!」
とぴったりハマるような英語絵本を見つけるのは、なかなか難しいのですが、1,2歳の赤ちゃんのうちに好きな絵本を見つけて本好きに育てると、機嫌が悪くなった時の対処法として、
「じゃあ、絵本読もっか!」
という最終奥義が使えるようになり、子育てがとてもラクになります(笑)。
ぜひご自分のペースで、色々な英語絵本を試してみてくださいね!