アメリカで子供の誕生日パーティーを開くには?準備や流れを徹底解説!

アメリカのバースデーケーキ
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こんにちは、ニューヨーク駐在妻のミイです。

アメリカで子育てする上で避けて通れないのが子供のお誕生日パーティー。

私は根が内向的な引きこもり気質なので、

「自分の誕生日パーティーを自分で主催!? 相手にほぼ強制的にプレゼントを用意させて土日のどちらかを潰させるって申し訳なさすぎない!? うちの息子のために来てくれるお友達なんているんだろうか・・・」

と、アメリカに6年も住んでいながらバースデーパーティーに対してかなり悲観的で、実は息子が4歳になるまで家族でこぢんまりとお祝いするだけに留めていました。

しかし今月5歳になった息子がついに、

「5歳のお誕生日には○○ちゃんと△△くんにも来てほしいなあ」

と言い出し、さすがにもう逃げられない・・・と覚悟を決めてバースデーパーティーを開催いたしました(笑)。

なのでこの記事では、私のように、

「アメリカのバースデーパーティーって何をどう準備したらいいの?」

とほとほと困っている方に向けて、

  • アメリカの自宅で子供のお誕生日会を開く方法
  • お友達の招待の仕方
  • プログラム構成例
  • バースデーケーキの頼み方
  • ランチメニュー
  • 用意するべきグッズとそれらが買えるお店

についてご紹介します!

目次

まずはパーティーの規模を決めよう

アメリカで子供のお誕生日パーティーを開く上で最初に決めるべきことは、「どれくらい盛大にやるか?」です。

アメリカ人は日本人と比べてお誕生日にかける熱意がすさまじく、

  • クラスメイト20人を全員招待する
  • 動物園を貸し切る
  • キャラクターの着ぐるみを呼ぶ

といった超豪華なパーティーを毎年企画しているご家庭もあります。

しかし、ここは自由の国アメリカなので、「お友達がやっているのと同じようなパーティ」を目指す必要は全くありません。

大勢でワイワイやるのが好きな子なら(そして予算が許せば)、クラス全員を呼んで盛大に祝ってもらえばいいし、こぢんまりと仲良しの子に囲まれる方が好きならそうしてあげれば良いのです。

じっさい、生粋のアメリカ人でも、

「プレゼントをもらいすぎるのは良くないから、うちは仲良しの子と家族だけでやるよ」

「家庭の方針でバースデーパーティーはそもそもやらないよ」

という方もいるくらいで、そもそも他の子がバースデーパーティーをどうするかなんていちいち気にしない親がほとんどなので、

「アメリカに来たのだから、アメリカ流にやらなきゃ!」

と気負う必要はありません。

そんなこんなで、我が家は、息子の仲良しのお友達3人を呼んで、自宅でアットホームにパーティーを開催することにしました。

アメリカでお友達を誕生日会に招待するには?

親同士も知り合いで連絡先を知っている子なら、パーティーに招待するのも簡単なのですが、一度もご両親と会ったことがないクラスメイトを呼びたい場合、どう連絡をつけるか悩みますよね。

今の時代はプライバシーの保護観点から、先生に連絡先を聞くのもはばかられて私も悩みました。

そこで考えたのが、先生に手紙を託して相手のご両親に渡してもらい、そこに出欠連絡用の電話番号を書いておくことでした。

(子供経由で渡させても良いのですが、うちの長男は忘れたり無くしたりが多くあまり信用ならないので先生にお願いしました:笑)

ちなみに文面はこんな感じです。英文を自作するのが面倒な方はぜひご参考になさってください。

Hi Tom’s Parents!

Takashi is having his birthday party next Saturday on March 12th. He wanted to invite Tom over and we are more than happy to host you! Here is my contact details so please let me know if you are interested.

Mie Yamada

email : xxxxxx@gmail.com

Tel : xxx-xxx-xxxx

Date : March 12th (Sat) from noon

Place : xxxxxx , xxxx , New York  (It’s our home address)

******************************

MaryとTomのご両親へ

隆が次の土曜(3/12)に誕生日パーティーを開くことになりまして、ぜひTomにも来て欲しいと言っています。もし来てくれたらとても嬉しいです!

ご興味ありましたら、こちらの私の連絡先までご連絡ください。

山田 ミイ

email : xxxxxx@gmail.com

電話番号 : xxx-xxx-xxxx

パーティー日時 : March 12th (Sat) from noon

パーティー開催場所 : xxxxxx , xxxx , New York  (我が家です)

お友達のご両親ということで、ビジネスライクすぎない、少しだけフランクな文体にしました。

これを先生経由で渡すと、よっぽどのことがない限り向こうから連絡をくれます。

誕生日パーティーのプログラム構成例

息子の5歳の誕生日では、ざっくりと下記のようなプログラムを組みました。

12:00ゲスト到着
12:30ランチ
14:00Pinata遊び
15:00誕生日ケーキを食べる
15:30ビンゴゲーム
16:00プレゼント開ける
17:00お開き

呼んだのが親しいお友達ばかりだったので17:00終了にしましたが、たくさんお友達を呼ぶ場合は相手の都合も考えて3時間くらいでサクッとプログラムを終わらせ、

「これからはフリータイムです。いつでも好きな時に帰ってね」

という雰囲気を出すと親切かもしれません。

具体的には、「みなさん、今日は来てくれてありがとう!」と締めっぽい挨拶をして集合写真を撮ったり、一人ずつにグディバッグ(パーティー開催者からゲストに渡すお土産。アメリカのお誕生日パーティーでは必須)を配ったりすると「終わり」感が出ます。

ちなみにPinataは、日本では馴染みがありませんが、メキシコ発祥のくす玉のような遊びです。ピニアータと、アーにアクセントをつけて発音します。

アメリカのバースデーPinata

このように段ボールのような素材でできていて、中身が空洞になっています。

下の画像のように、サイドに穴が空いているので、そこからお菓子やらおもちゃやらをたくさん詰め込んで、天井から吊るします(高さは子供の手が届くくらい)。

Pinataの穴

それを子供たちが野球バットのような棒で一人ずつ順番に叩きくと、そのうちPinataが壊れてお菓子やおもちゃがバラバラ落ちます。

そうしたら、子供たちが思い思いに床に落ちたプライズを拾って自分のものにできる・・・といった遊びです。

しかし5歳の子供の腕力ではなかなかPinataは壊れないので、子供たちが何巡かしてもヒビひとつ入らない場合は、この下の方の紐を引けば割れるようになっています。

Pinataの紐

アメリカでは、誕生日パーティーといえばPinata!というくらい人気の遊びなので、よろしければ取り入れてみてくださいね。

ちなみに、我が家では、下記のフックを天井に設置し、

そこに夫のエクササイズ用のゴムを引っ掛けてPinataを吊るしました。

借家だとフックで天井に穴を開けるのは気が引けますが、日本と違ってアメリカの家の退去チェックはとてもユルいので、天井に小さな穴が一つ空いていてもまず気づかれません。

また、自分でパテとペンキを買って穴を埋め直すのも案外簡単です。

なお、Pinataをやった場合はそこでもうゲストにプチギフトは渡せているので、我が家ではPinataの終わりに子供達にグディバッグ用の小袋を渡して、

「これに詰めて持って帰ってね」

とお願いして、別個ではグディバッグは用意しませんでした。

バースデーケーキの注文の仕方

アメリカのバースデーケーキには、日本よりもその子ならではのスペシャル感が求められます。

スパイダーマンが好きならスパイダーマンの、プリンセスが好きならプリンセスのプリントが入ったケーキを用意しなければなりません。

我が家の5歳児は現在Paw Patrolというアニメが大好きなので、必然的にバースデーケーキはこうなりました。

アメリカのバースデーケーキ

息子のリクエストで今年はアイスクリームケーキを用意することになったので、日本でもおなじみの31 Baskin Robbinsからネットオーダーをしました。手順は以下のとおり。

  1.  Baskin RobbinsのサイトでOrder Onlineのページを開く
  2. 受け取りに行く店舗を地図から選ぶ
  3. ケーキのデザインを選ぶ(我が家はCreate your own PhotoCake)
  4. プリントして欲しい画像を用意してアップロード
  5. フレーバーとアイシングの色を選ぶ
  6. 受け取り日時を指定
  7. 受け取り

オンラインで支払いは全て完了し(お値段50ドル弱・・・涙)、当日は受け取りに行くだけなので楽でした。

ちなみに用意した画像は、適当にネットで拾ったイラストに、夫が息子の写真と名前を切り貼りして作りました。

5のろうそくはParty Cityで、Paw Patrolの顔つきろうそくは受け取り時のBaskin Robbins店舗で買いました。

ろうそくも地味に高いので結構散財しましたが、ある程度の見栄えは必要だろうということで泣く泣く購入・・・いやあ、子供の誕生日はお金がかかりますね!(泣)

ちなみにアイスクリームケーキの断面はこんな感じです(絵面が汚くてすみません・・・)。

バースデーアイスケーキ断面

ケーキの上半分がオレオ味アイスクリーム、下がバニラのスポンジになっています。

バタークリームが少ないぶん普通のアメリカのケーキより甘さ控えめで、日本人にも人気でした。

なお、アメリカでは、

「指定の日時にケーキができていない」

「そもそもオーダーが入っていない」

などのハプニングはあるあるなので、我が家は念のためパーティーの2日前受け取りにして、冷凍庫に2日間眠らせておきました。

アメリカではケーキもケーキの箱も巨大なので、受け取る前に冷凍庫(もしくは冷蔵庫)のスペースを空けておくのを忘れずに!

アメリカの誕生日会のランチ

アメリカのバースデーパーティーで出されるランチの代表といえば、なんといってもピザです。

というより、私は今まで、ピザ以外がメインのバースデーパーティーを経験したことがありません。

ということで、我が家も誕生日当日にWhole Foodsで大きなピザを3枚用意しました。

  • シンプルなチーズピザ(子供はこれが一番好き)
  • ペパロニ乗せ
  • マルゲリータ

の3種類を大人7人と子供4人で食べましたが、ちょうど良い量でした。

そのほかにも、

  • 唐揚げ(Japanese Fried Chikenと言うとウケが良い)
  • 小さなおにぎり(のりたま振りかけを混ぜただけ)
  • グリークサラダ
  • クッキー

をブッフェスタイルでテーブルに置いて、立食型のランチにしました。

飲み物は、子供用にフルーツジュースを何種類か、大人用にスパークリングウォーターを1本、計4ボトルほど準備しておきました。

日本人以外が参加する場合は、日本食が苦手な人もいるため、手巻き寿司やちらし寿司といったディープな日本食ばかりを出すのは避けた方が無難です。

好きなものを取れるブッフェ方式にして、アメリカ王道のピザやフレンチフライなどを用意しつつ、その上で日本食を何品か出すと失敗しませんよ。

用意するべき誕生日グッズと買えるお店

アメリカで子供のバースデーパーティーを開くのに必要なグッズは、大きく分けて3種類あります。

  1. 会場のデコレーション
  2. イベントグッズ
  3. ゲストへのお土産

順番に、我が家ではどんなものを用意したかご紹介していきますね。

お誕生会デコレーショングッズ

ごめんなさい、実際にデコレーションしたリビングの写真を撮るのを忘れてしまったのですが、Party Cityでこんな感じの壁に貼るデコレーションのセットを買い、壁の1面にセットしました。

その隣の壁面には、5歳の5の大きなバルーンと、紙の装飾をセット。

留め付けに、息子の大好きなPaw Patrolの風船2つを部屋の隅に置きました。

まずこれを自分で膨らませて床に置いて、

次にこんな感じのヘリウムガス入りの浮かぶバルーンを近くのドラッグストアで買って、犬の胴体にくくりつけました。

お誕生日会用Paw Patrolバルーン

お値段は張りますが、やはりパーティー感を出すには風船を使うのが一番手っ取り早いです。

また、ナプキンや紙皿、紙コップも息子の大好きなPaw Patrolで統一。

お誕生日パーティー用紙皿とナプキン

数個しか入っていなかったのでこれらは子供用にして、大人用には普通の安い紙コップとナプキンを用意しました(経費削減・・・)。

イベントグッズ

今回の我が家のパーティーでは目玉イベントはPinataとビンゴだったため、下記のようなグッズを用意しました。

まずPinata本体と、

アメリカのバースデーPinata

中に入れるお菓子。ピーナッツアレルギー(アメリカではよくいる)に配慮して、ナッツフリーのものを選ぶといいです。

Pinataに入れるお菓子

お菓子だけでなく、ちょっとしたおもちゃも中に入れます。

下の画像は、粘土と光るネックレス。

Pinataに入れるおもちゃ

さらに、手のひらサイズのマルバツゲーム(英語ではTic Tac Toe)などを用意しました。

Pinataに入れるおもちゃその2

またビンゴは、なんと経費削減のため夫が手作り!(笑)

ビンゴ用紙と、番号を決めるためのくじ引き箱と1〜99までのくじ、そして景品を用意しました。

まあでも、こういう回し車付きのやつの方が絶対盛り上がりますよね。

Amazonで20ドルで売っているなら、別にケチらなくても買えば良いのでは・・・と個人的には思います。

上の商品は、アタリの番号を折るのではなくおはじきを乗せるスタイルのようで、これならなんども繰り返し使えて経済的ですね。

(おはじきを使うぶん、ビンゴシートを乗せて水平に保つテーブルが必要になってきますが・・・)

景品はこんな感じで、10ドル以下のおもちゃを揃えました。買った人から好きなものを選ぶ方式なので、ラッピングはしませんでした。

ゲストへのお土産(グディバッグ)

ゲストへのお土産(グディバッグ)は、前述したように今回はPiniataの中身を自分で袋に詰めて持って帰ってもらう方式にしました。

しかし、

「自分でラッピングしたものを渡したい!」

という場合は、こちらのグディバッグの記事がお役に立てると思います。

アメリカの子供の誕生日パーティー開催方法:まとめ

さて、ここまでで、アメリカでの子供の誕生日パーティをテーマに、

  • アメリカの自宅で子供のお誕生日会を開く方法
  • お友達の招待の仕方
  • プログラム構成例
  • バースデーケーキの頼み方
  • パーティーのランチメニュー
  • 用意するべきグッズとそれらが買えるお店

についてご紹介しました。

我が家では結局トータルで300ドルほどかかっており、

「これを毎年・・・しかも数年後には次男も・・・」

と思うと末恐ろしいですが、これををチャッキーチーズのようなアミューズメント施設に委託するとなると500ドルはかかるので、クオリティやオリジナリティを追求しつつこの価格でできたなら御の字、と思うことにしています。

しかしアメリカでも、バースデーパーティーの一番のピークはキンダーあたりで、小学校に上がってしまえば徐々に熱も冷めていくとのことなので、残りの数年も気合を入れてがんばろうと思います。

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