こんにちは、ニューヨーク駐在妻のミイです。
日本からアメリカに移住すると、今までお気に入りだった日本の日用品が買えなくなり、アメリカで一からお気に入りを探し直さなければならないのが辛いところですよね。
私の場合、時に難航したのが洗濯洗剤で、
- いい匂いがする
- 香りが強すぎず弱すぎず丁度いい
- 汚れがきちんと落ちる
- ボトルが使いやすい(重すぎない・液漏れしない)
といった条件に合うものを見つけるまで、何個も洗剤を試しては、
「うーん、これじゃない・・・」
を繰り返しました。
しかもアメリカの洗剤ボトルは一つが巨大なので、間違って合わないものを買ってしまうと、それを使い切るまでが果てしなく長いんですよね(涙)。
そこでこの記事では、皆さんが私のように色々なメーカーを放浪しなくて済むように、過去に私が試した6つの洗剤ブランドをレビューしてみたいと思います。
いい匂いで使いやすい! Sheets Laundry Club
まず、私が現在進行形で使っている洗濯洗剤をご紹介したいと思います。
こちらの、Sheets Laundry Clubの洗剤シートです。
こちら、洗剤の成分を乾燥させて1枚の紙石鹸のようにした商品で、汚れ物を入れた洗濯槽の中にポイっと1枚入れて終わりです。
紙状なので、洗濯物の量が半分なら、使いたい分だけをビリビリ破って使えます。
また肝心の匂いですが、
「これぞ清潔感のある、王道の洗濯物の匂い! 優しいお母さんの匂い!」
といった香りで、私的に100点満点です。
唯一気になるのは、「買った直後は箱の匂いがけっこうキツい」という点なのですが、実際に1枚使って洗濯してみると、洗濯物自体にはそこまで匂いはつかず、ちょうどいいです。
お値段は、一箱(洗濯50回分)が16.65ドルなので、1ヶ月毎日洗濯すると約10ドルかかります。これがアメリカの定番洗剤Tideだと7.5ドルのため、TideよりもSheets Laundry Clubの方が毎月2.5ドル割高です。
私は月に2.5ドルの差分だけなら、
- 我が家の洗濯物が自分好みの匂いになる
- 洗剤は1枚ポイっと入れるだけ
- 液垂れのストレスや拭き取る手間から解放される
- 重たい買い出し(またはAmazonの大きな段ボール箱を処分する手間)から解放される
というメリットの方が大きいと感じたため、今では立派なSheets Laundry Club信者になっています(笑)。
特に、1枚ポイっと入れるだけというのが想像以上にラクで、実はまだ使いかけの洗剤ボトルが少し残っていてそれから使わないといけないのですが、ついついラクなシートの方を使ってしまいがちです。
かなり気に入ったので、駐在妻友達に何かちょっとしたプレゼントをあげる機会ができたら、このSheets Laundry Clubをプレゼントしようと思っています。
アメリカの定番洗濯洗剤 Tide
アメリカで一番人気の洗濯洗剤といえば、 Tideです。
香りは日本よりもきつめですが、使っていくうちに慣れるレベルで、特に洗濯洗剤にこだわりがない方は、とりあえずTideから試すと良いでしょう。
Tideにはいろんな香りのものがあり、どれを選べば良いか迷いますが、上記リンクのULTRA OXIという種類が一番クセがなく、日本人にも使いやすいです。
なお、アメリカではこういう固形の洗剤ポッドも人気ですが、私はあまりオススメしません。
確かに手でつまんでポイっと入れるだけなので液垂れの心配がなく、便利なのですが、洗剤の量を自分で調節することができないため、
- 洗濯物の量が少ない時も1ポッド使わねばならず、もったいない
- 香りが強すぎると思っても洗剤の量を減らせない
- 泥だらけのスポーツウェアに少し洗剤を足したくてもできない
といった不自由が出てきます。
特に我が家のように小さな子供がいる家庭では、急な汚れ物を1枚だけ洗うような場面が多々出てくるため、不向きです。
なお、Tideは敏感肌用の無香料&無着色のナチュラル洗剤も出しています。
ただし微香ではなく完全に無臭のため、好みが分かれると思います。
我が家も一時期Fregrance Freeの洗剤を使っていたことがあり、私はまあまあ気に入っていたのですが、夫のNGが出て香り付きのものに戻しました。
赤ちゃん用の洗濯洗剤 Dreft
私は出産するまではTideの洗剤をコストコで買って使っていたのですが、長男が生まれてから3ヶ月ほどは、ベビー用洗濯洗剤の最大ブランドDreftに切り替えていました。
しかしこちら、赤ちゃんのお肌に優しいのは安心なのですが、ベビーパウダーのような独特の匂いがけっこうきつく、私はあまり好きではありませんでした。
幸い、我が家の長男は洗剤荒れはしない肌質だったので、1ボトル使い切った後に成分が優しめのMrs.Meyer’sに切り替えました。(赤ちゃん洗剤からいきなりやっすいTideに戻すのも抵抗があったため、ワンランク上げました)
自分は気に入らなかったということで、この記事の趣旨からは外れてしまうのですが、これから赤ちゃんが生まれる方には必要な情報かなと思って入れておきます。
いい匂いとコスパを両立 Mrs.Meyer’s
Mrs.Meyer’sブランドは、お値段が手頃でお肌に優しいので、
「Tideじゃないものを試してみたいけど、あまり高いものは躊躇ってしまう・・・」
という方におすすめです。私はこちらのHoneysuckleという匂いのものを使っていましたが、Basilもなかなかいい匂いです。
え!?洗濯物にバジル!?と驚くかもしれませんが、実物を嗅いでみると本物のバジルとは似ても似つかない匂いなのでご安心ください(笑)。
甘めがお好みならHoneysuckle、すっきりした香りがお好みならBasilを選ぶといいと思います。
なお、こちらの商品のボトルは64ozなのですが、個人的に、これより大きなボトルは重たくて使いにくいと感じました。
大容量の洗剤を買うと割安なのは嬉しいのですが、毎日の洗濯で大変な思いをするのも困りもの・・・ということで、皆さんも洗剤を買うときは、
「この大きさを果たして自分は毎日持てるのか?」
と考えてみるといいと思います。
敏感肌に優しい Seventh Generation
Mrs.Meyer’sのHoneysuckleはいい匂いはいい匂いなのですが、10点中7点といったところで、何年も使っていると飽きてきました。
そこで試してみたのがこちらのSeventh GenerationのFree & Clearです。
お察しの通り、FreeはFragrance FreeのFreeで、無臭です。
このほかにCitrus(シトラスと言いつつ甘め)やSparcling Seaside(爽やかだが若干くどい)などの香りがあり、どれもいい線は突いてくるが・・・惜しい!といった感じで、結局Free & Clearに落ち着きました。
なお、アメリカの洗剤は日本のようにビニールで封をされていないので、売り物のキャップも簡単に外せてしまいます。
日本と比べておおらかなお国柄で、少しキャップを緩めて匂いを確認するくらいなら店員さんも大目に見てくれるので、Targetなど品揃えの良いお店に行って、色々な匂いを嗅ぎ比べてみることをおすすめします。
正直失敗 Everspring Lavender & Bergamot
前述した無香のSeventh Generationを夫に却下され、次に私が手を出したのがこちらのEverspringのLavender & Bergamotでした。
こちら、洗剤自体を嗅いでみると、なにやら落ち着いた大人な香り・・・という気がして選んだのですが、結果、失敗でした。
ベルガモットは上品でいい感じなのですが、いかんせんラベンダーの方が洗濯後に香りが飛び、独特の渋みだけが残ってしまうんですね。
ともすればおっさんの香水のような匂いにも感じられ、ただでさえおっさんの夫をなおさらおっさん臭くしてしまって悪いことしたなあ・・・と反省しきりでした。
アメリカのおすすめ洗濯洗剤:まとめ
さて、ここまでで、アメリカの洗濯洗剤について、
- 何はともあれSheets Laundry Clubがおすすめ
- こだわりがなくコスパ重視なら Tide
- 産後すぐにはベビー洗剤 Dreft
- Tideに飽きたらMrs.Meyer’s
- 敏感肌にはSeventh Generation
- EverspringのLavender & Bergamotはやめるべし
- 確実に好きな匂いを選びたければTargetに行ってくんくんすべし
- 大きすぎるボトルは割安だが重たいので注意
という8点についてお話ししました。
なお、Amazonでは量販店には置いていないような小さめのボトルを売っています。
失敗してもダメージが大きくならないよう、新しい洗剤を買う時はまずはお試しでAmazonの小さなボトルを買うのも一つの手かもしれません。
みなさんが、「これだ!」という好みにジャストミートした洗濯洗剤と出会えることを祈っております!