こんにちは、ニューヨーク在住6年の駐在妻ミイです。
コロナ禍の中、アメリカで生活する上でますます欠かせなくなってきたAmazon。
しかし便利な反面、よーく商品を吟味しないと、
「こんなはずでは・・・」
というハズレ商品を買ってしまうこと、ありますよね(涙)。
そこでこの記事では、アメリカのアマゾンで買い物に失敗してしまった時の返品方法についてお伝えしていきます。
- アメリカのアマゾンで返品可否を確認する方法
- アメリカのアマゾンアプリで返品手続きをする方法
- すでにちょっと使用済みでも返品していいの?
- 返品するとき、梱包はしないとダメ?
- 送料(返品手数料)はいくらかかる?
- いつまで返品を受け付けてくれる?
という疑問について、わかりやすくご説明していきたいと思います!
なお、「返品も何も、まず商品が届かないので再送or返金してほしい・・・」という方には、こちらの別記事がお役に立つと思います。
アメリカのアマゾンで返品可否を確認する方法
アマゾンで買い物をして、
「これ、やっぱり返品したい・・・」
と思ったら、まずは、
- その商品は返品可能なアイテムか?
ということを確認しましょう。
確認の仕方は簡単で、まずアマゾンアプリのトップページを開いて、下の方の人の形のマーク(画像赤ワク)を押します。
そうすると下記画像のページに飛ぶので、赤ワクの「Your Orders」というボタンを押します。
すると、今までに注文した商品がずらっと並んだオーダー履歴の画面が出てくるので、その中から返品したい商品をクリックしましょう。
返品したい商品の詳細画面に入ったら、そこから下にスクロールして、「Need helo with your item?」という見出しを見つけます。
そこに、「Return or replace items(商品を返品もしくは交換)」という表示(下画像の赤ワク部分)があれば、返品可能なので、そのリンクを押しましょう。
ここに「Return or replace items(商品を返品もしくは交換)」という表示がなければ、残念ながら返品不可なので諦めます(涙)。
そんなことが起こらないように、アマゾンで買い物するときは、ポチる前に必ず返品可能かどうかをチェックしてからカートに入れる癖をつけると良いですよ。
その商品が返品可能かどうかは、商品詳細ページのここを見るとわかります。
上画像赤ワクのように、「FREE Returns」という記載があれば、その商品は返品可能です。
アメリカのアマゾンアプリで返品手続きをする方法
さて、「Return or replace items(商品を返品もしくは交換)」というリンクを押すと、さっそく返品理由について聞かれます。
Why are you returning this?(返品したい理由は?)という質問といくつかの選択肢が出てくるので、該当するものを選びましょう。
どれを選んでも返品はできますので、正直に答えてしまってOKです。
ちなみに、上の画像の選択肢を和訳すると、
- サイズが小さすぎた(丈が短すぎた)
- サイズが大きすぎた(丈が長すぎた)
- 状態が悪かった
- シルエットが思っていたのと違った
- 生地や素材が期待はずれだった
- 色味や柄が思っていたのと違った
- 違う商品が送られてきた
こんな感じです。
今回のサンプル画像は子供パジャマなので、服に関する不具合がこれでもかと羅列されていますね。
私はこのうち「Fabric/material not expected(生地や素材が期待はずれだった)」を選び、下のような自由記述(optional)のコメント欄が出てきました。
しかし、特に書くこともなかったため、空欄のまま黄色いContinueボタンを押します。
すると、次は返金方法について聞かれます。
- Refund to your Amazon account balance(アマゾンアカウントに返金)
- Refund to your Visa ending in xxxx(クレジットカードに返金)
上記のうち、どちらかを選びます。アマゾンアカウントなら、実際にものを返品してから数時間で返金されますが、クレジットカードを選ぶと1週間くらい時間がかかります。
今後もアマゾンで何か買い物をする予定であれば、アマゾンアカウントに返金を選ぶと良いでしょう。
ただし、戻ってきたお金は次の注文の時に自動では使われず、手動で「返金されたお金を使う」と選ばないと、いつまでもアマゾンアカウントに残り続けてしまうので注意です。
返金方法を選んだら、その下の黄色い「Continue(次へ)」ボタンを押しましょう。
すると、次は、商品を返品する場所を選ぶ画面に移ります。
自分の住所に近い候補がいくつか表示されるので、一番行きやすい返品場所を選びましょう。
多くの場合、Kohl’s(アマゾンと提携している日用品店)かUPS(アメリカ郵便局)が候補として上がってきますが、どちらを選んでも手続きの手間はあまり変わりません。
が、Kohl’sの方がサービスカウンターが空いていることが多いです。また、返品手続きをすると、ついでにKohl’sで使えるクーポン券をもらえることがあります。
返品場所を選んだら、黄色い「Confirm your return(返品を確定する)」ボタンを押すと、晴れて返品手続きが終了します。
下のような画面に切り替わるので、黄色い「View return code(返品コードを表示する)」ボタンを押しましょう。
すると、下画像のような画面に切り替わります。
わざわざ印刷しなくても、ケータイ画面にコードを表示させるだけで返品可能なので、「Print label & instructions(コード印刷とガイダンス)」のボタンは押さずに、ずいっと下にスクロールします。
すると、下画像のようなQRコードが出ますので、実際に返品場所まで行って、商品とこのコードをカウンターに提出すれば、晴れて返品が終了します。
なお、アマゾンのアプリを開かなくても、返品コードは登録しているメールアドレスにもメールされているので、アプリのどこを開けば良いか分からなくなったらメールボックスを見てみると良いですよ。
使用済みアイテムは返品できる?
アメリカで返品する時に気になるのが、
「ちょっと使ってしまったアイテムは返品できる?」
ということですよね。
日本だと、まっさらの新品でないと返品なんてまず受け付けてくれませんが、ここアメリカでは返品のハードルがとてもユルいので、
「えー! これ、OKなの!?」
という状態でもあっさり受け付けてくれたりします(笑)。
私が過去に返品して大丈夫だった例として、
- タグを切った商品
- ビニールの梱包を破いた商品
- いちど洗濯した衣類やタオル
- 試着して大きすぎたマスク
- いちど試し切りしたハサミ
- いちど使ったシャワーヘッド
- いちど遊んだおもちゃ
などは、返品して何事もなく返金してもらえました。
ただし、
- 封を開けた食品やサプリ
- 封を開けた消耗品(ハンドソープや歯ブラシ)
などは、今のところ返品はせずに思い止まっています。
ただ、「箱を開けた時点ですでにサプリの封が開いていた!」という不具合は何度か経験したことがあり、そのときはセラー側の不備として返品しました。
返品する時に梱包は自分でするの?
Kohl’sやUPSで返品する場合、梱包は基本的に必要ありません。
返品場所を選ぶ際、画面下のオレンジの枠の中に「Do not box or label your return(梱包やラベル貼りの必要なし)」と書いてあれば、商品をそのまま持っていけばOKです。
なお、返品先をWhole Foods Market内にあるようなAmazon Hub(宅配ロッカーのようなもの)に指定した場合は、自分で梱包してラベル(普通紙に印刷してセロテープで貼ればOK)を貼る必要があるので注意です。
返品するのに送料(手数料)はいくらかかる?
アメリカのアマゾンの商品の多くは、基本的に無料で返品可能です。
私は過去、重いじゅうたんを返品したことがあり、きっと送料は相当かかったと思いますが、それでも手数料ゼロで返品できました。
返品の送料に関しては、Amazon Prime会員でも普通会員でも、等しくゼロとなります。
ただし、アマゾンではなくサードパーティのセラーが出品している商品を買う場合は、そもそも返品を受け付けていなかったり、送料が自腹だったりするケースがあります。
サードパーティーの商品は、たとえ「返品可」の記載があっても、
- いざ返品しようとすると返信がこない
- 返送先がまさかのアメリカ国外でかなり送料を取られる
などのトラブルが起きることがあるので、買う前にきちんと確認するようにしましょう。
返品はいつまで受け付けてもらえる?
アメリカのアマゾンでは、基本的に返品は、商品到着後の30日以内までなら受け付けています。
去年の春頃、コロナ禍で大幅に輸送が遅れたころは、返品受付期限を伸ばす特別措置が講じられたりしたのですが、2021年4月現在は、また今まで通りの30日ルールに戻っています。
なお、ベビーレジストリ(出産を控えた方のためのお得制度)にリスト登録したベビー用品に限り、購入後1年以内なら返品OKという特別ルールがありますので、使うかどうかわからないベビー用品を念のため買っておきたい方は、利用してみると便利です。
アメリカのアマゾンで返品する方法:まとめ
さて、ここまでで、アメリカのアマゾンの返品について、
- アメリカのアマゾンで返品可否を確認する方法
- アメリカのアマゾンアプリで返品手続きをする方法
- 消耗品でないなら1,2回使用済みでも返品OK
- Kohl’sかUPSで返品するなら梱包は不要
- 送料(返品手数料)は基本的に無料
- 購入後30日以内なら返品OK
ということをご紹介しました。
なお、そもそも返品しなくて良いように、アマゾンで良い商品を選ぶ方法を知りたい!という方には、こちらの記事がお役に立てると思います。
アメリカでは雑貨でもなんでも、日本と比べると高いものが多いですが(100均で買えるようなものが平気で10ドルくらいしますよね・・・)、その代わり返品の基準がとってもユルいです。
これはつまり、返品対応にかかるコストを商品価格に上乗せしているということなので、返品は言わばアメリカの消費者の当然の権利。
必要な時には遠慮なく返品手続きをして、より良いアメリカライフを満喫してくださいね。