アメリカで買い物中に英語で聞かれたことの答え方6選【レジ編】

アメリカのスーパー店内の写真
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日本人がアメリカで暮らし始めるうえで、まず最初にマスターするべきなのはスーパーでの買い物の仕方ですよね。

「レジで自分の順番が来たら、買い物カゴ(またはカート)の中身を 全てベルトコンベアーの上に 乗せなければいけない」とか、「クレジットカードは自分で機械にスワイプする」とか、日本とはまた違う暗黙の了解があって最初は戸惑いますが、まあ一度経験すれば勝手がわかりますし、お会計の金額が聞き取れなくても、クレジットカードを使えば問題ありません。

しかしたまにですが、買い物中、レジ打ちの店員さんにいきなり予想外のことを聞かれて、「え?・・・なんて?」と戸惑うことがあります。

そんな時、もちろん「Sorry, I’m not good at English…」とお茶を濁すのもアリですが、どうせならしっかり受け答えができた方がいいですよね。

そこで、今まで私が経験してきた「買い物中にレジでたまに聞かれるイレギュラーな質問」6つと、それにどう応答したらいいかについてお伝えします。

目次

買い物に使うカードの種類を聞かれる

聞かれる頻度がもっとも多いのが、「Credit of Debit?(支払いに使おうとしているカードは、クレジットカードかデビットカードか?)」です。

それに対する回答は、

「It’s a credit card.(クレジットカードです)」

「It’s a debit card.(デビットカードです)」

のどちらかでOKです。

ちなみに、デビットカードは日本ではあまり馴染みがないカードですが、使ったその瞬間に銀行の口座からお金が引き落とされます。

クレカと違って、アメリカでのクレジットヒストリーがなくても作れるので赴任に来てすぐは重宝しますが、いくら使ってもポイントなどはつかないのでお得感はありません。

買い物に使うカードにICチップがついているか

「Is there a chip on your card?(あなたのカードにICチップはついている?)」も良く聞かれます。

「Yes, there is.(はい、ついています)」もしくは「No, there is no chip.(いえ、ついていません)」と答えましょう。

ちなみに、この質問をする意図は、チップがあるかないかでカード読み取り機にカードを読み取らせる方法が変わってくるからです。

カードにICチップが付いていれば、「Please insert it.(カード読み取り機の挿入口にカードをタテに差し込んで)」と言われ、付いていなければ、「Please swipe.(カード読み取り機の右の読み取り部分に、カードの磁気の部分をスライドさせて)」と言われます。

初めてだと、どうしたらいいか戸惑うかもしれませんが、もし解らなければ店員さんにカードを渡せば全てやってくれるので問題ありません。

重いものや壊れやすいものを別の袋に分けるか?

「Would you like me to put the milk in a separate bag?(牛乳は別の袋に分けておきましょうか?)」これもわりと頻繁に聞かれます。

アメリカでは、お会計の時にレジの店員さんが品物をビニール袋や紙袋に詰めてくれます。重い牛乳パックや、汁が垂れやすいお肉類、壊れやすい卵は、袋を分けようか?と言ってくれることが多いです。

あとは、温かいデリと冷たい冷凍食品は分けようか、なんて聞かれることもあります。

「Yes, please.(はい、分けてください)」

「No, it’s OK. Thank you, though.(その必要はありません。でも、聞いてくれてありがとう)」

と答えればOKです。

○○ドル得したよ、おめでとう

これは正確に言うと質問ではありませんが、よく言われるセリフなのであげてみました。「You saved $○○! (○○ドル得したよ!)」と唐突に言われます。

これは、セール品やBuy one get one(一つ分の値段で二つ買える)などのキャンペーンで得をした金額を、お会計の最後に親切に教えてくれています。

とりあえず「Wow, great!(おお、いいね!)」などと返しておけば大丈夫です。

寄付しませんか?

「Would you like to donate for ○○?(○○のために寄付されますか?)」これは、特に冬の寒い時期(ホームレスが凍えてしまう)や、洪水やハリケーン等の大規模な自然災害が起こったときなどに良く聞かれます。

たいてい、「You can donate $1, $5 or $10(寄付する額は、1ドル、5ドル、10ドルのうちから選べます)」などと向こうが金額を提示してくるので、その中から自分の懐事情に見合った金額を言えばOKです。「I’ll donate $1.(1ドル寄付します)」といった具合です。

もし、寄付をしたくない場合は、「Hmm, maybe next time.(うーん、また次の機会に)」などと濁すと良いと思います。スーパーによっては、寄付をしたらお店のクーポンがもらえる、というようなキャンペーンをやっているところもあります。

アメリカには、「お金を持っている人はそのぶん社会に還元しなければならない」みたいな文化があり、わりとスーパーのお会計でついでに寄付する人は多いです。私はいつも寄付について聞かれたら1ドル払うようにしています。(そこまで頻繁には聞かれないので)

ちなみに、私はWhole Foodsで寄付をしようとしたところ、$5からしか受け付けてもらえず、「最低額が$5って高すぎでしょう!?」と内心かなり葛藤しながら大盤振る舞いした記憶があります(笑)。

当店のクレジットカードを作りませんか?

これ、アメリカに3年半住んでみて一度だけ聞かれたことがあります。大手雑貨チェーン店のHome Goodsでのできごとです。

どういう言い回しで聞かれたのかはもう忘れてしまいましたが、確か「I hope you are interested in our credit card!」のような感じだったと思います。

それから私が何かリアクションする間もなく、ひたすら「当店で使うと$1で2ポイント、他のお店で使うと$1で1ポイント溜まります」とか、「今カードを作ると、100ポイントを無料でプレゼント!」とか、早口で説明を受けて面食らったのを覚えています。

こういう勧誘は、こちらが黙っていると、相手がどんどん話をまくし立てて断れない雰囲気を作ってきます。なので、早い段階でサクッと断ってしまうことが大事です。

角を立てないスマートな断り方としては、このふたつのどちらかがおすすめです。

「Thank you for the info. I’ll think about it.(教えてくれてありがとう。ちょっと考えてみます)」

「Maybe next time.(また次の機会に)」

もし興味はあるけどその場で即決はしたくない場合は、

「Do you have a leaflet about it?(そのカードの勧誘チラシはありますか?)」

と言って、情報だけもらって家でじっくり検討するのも手です。

アメリカで買い物中によく発生する英会話:まとめ

いかがだったでしょうか。英語で買い物中にいきなり予想外のことを聞かれると、「え!?ちょっと待って!?」とびっくりするものですが、落ち着いて対処すれば大抵はどうにかなります。

あまり構えすぎず、気楽にいくのが一番です。

とっさに答えが出てこない時は、とっても困った顔をしてみるだけでも、「ああ、わからなくて困っているんだな」と相手に伝わるので、言葉が出なくても何かしらリアクションを返してみるといいと思います。

みなさんのアメリカでのお買い物ライフが、快適なものになるように祈っております!

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