こんにちは、アメリカ駐在妻のミイです。
アメリカに住んでいると、
「ああ、日本の製品が恋しい!」
と思うことが多々ありますが、中でも「生理用ナプキン」は日本と海外でクオリティに大きな差があります。
日本のナプキンは、どのメーカーを選んでも比較的ハズレがありませんが、アメリカでは下手なものを買ってしまうと、ゴワゴワだし蒸れるし、まるで良いことがありません。
そこでこの記事では、
- アメリカでおすすめの生理用ナプキン
- ナプキン以外の生理用品の使い心地
について書いてみたいと思います。
アメリカでおすすめの生理用ナプキン
まず大前提からお話しますが、アメリカの生理用ナプキンは、日本と比べて約2倍も割高です。
アメリカでは、ナプキンではなくタンポンなどの他の生理用品を使っている人の割合が多く、
- 大量生産できないのでコストが高い
- ニーズが少ないため品質向上してもらえない
という理由から、日本と比べて品質が悪いのに高いのです。
買うならこれ! Kotex Security Ultra Thin Pads
私が今までに使って一番良かった生理用ナプキンは、こちらのKotexというブランドのものです。
日本のものと比べるとフワフワ感は劣りますが、コットンのような肌触りで、肌に張り付く嫌な感じがありません。
また、薄さは日本のものと遜色なく、ゴワゴワしません。
ただし、ショーツにつける粘着テープの質がイマイチで、べりっと剥がした時に粘着部分が細かくショーツに残ってしまい、洗濯してもなかなか落ちません。
お気に入りのショーツをはいている時には使わないようにしましょう。
Alwaysブランドはおすすめ度0%
アメリカでは、Alwaysという生理ナプキンブランドが一番メジャーなのですが、こちらは全くおすすめできないので注意してください。
薄さや吸収率は問題ないのですが、肌触りがフワフワどころかビニールといった感じで、ちょっと汗をかいただけですぐに肌に張り付きます。
確か15年前のウィスパーがこんな感触でした。清々しいくらいオススメ度0%です。
アメリカのドラッグストアに生理用品を買いに行くと、まず目につくのがこのAlwaysだと思いますが、うっかり買わないようにお気を付けください。
アメリカならでは!?の布ナプキン
私もアメリカに来てしばらくはKotexで満足していたのですが、
「やっぱり一袋7ドルは高い!!」
と現地人の友達に不満を言ったところ、
「じゃあ、布ナプキンを試してみたら?」
とアドバイスをもらいました。それで買ってみたのがこちらの5枚入りです。
私はこちらを2018年から2年ほど愛用しており、今も問題なく使えています。
布ナプキンはリーズナブル
布ナプキンを使う最大の利点は、最初に一揃い買ってしまえば、その後は全くコストがかからないことです。
サイズはS(約20cm), M(約24cm), L(約29cm), XL(約30cm)から選べるのですが、私は、
- 昼用にSサイズを10枚(26ドル)
- 夜用にLサイズを5枚(13ドル)
を買ったきり、一度も生理にお金をかけていません。
(日本から持って来たナプキンをたまに使ったりもしますが)
触り心地は最高
布ナプキンはフワフワと柔らかく、使い捨てナプキンよりも触り心地が優しいです。
また、夏場に汗をかいても張り付くことがありません。
日本の極薄ナプキンと比べると厚みでは負けてしまいますが、アメリカの使い捨てナプキンと比べるなら、布ナプキンの方が断然使い心地が良いです。
洗濯は洗濯機にお任せ
私も使う前は、
「布ナプキンは洗って干すのが大変なんじゃない?」
と思っていましたが、やってみたら意外に簡単でした。
まず、使い終わった布ナプキンは、洗面器を使いながら水道の水でよく洗います。
血の赤い色が全く出なくなるまで洗い切るのはわりと大変なので、「水がうっすらピンク」くらいで絞り、洗濯バサミで干しておきます。
そして、他の洗濯物を洗うタイミングで、一緒に布ナプキンも洗って乾燥させてしまいます。
神経質な家族がいるご家庭では、
「別洗いにして!」
と言われてしまうかもしれませんが、これで今まで他の洗濯物に血の染みがついたことはありませんし、うちでは今のところ文句は出ていません(笑)。
アメリカでは、洗濯には物干し竿ではなく乾燥機を使うので、布ナプキンのメンテは日本より楽です。
布ナプキンで生理痛が減る
実は布ナプキンには、健康面のメリットもあります。
普通の使い捨てナプキンを使うと、微量ながら粘膜から化学成分が吸収されてしまい、それが原因で生理痛がひどくなっている場合があります。
私も、使い捨てナプキンを使っている時は1日目や2日目の生理痛が重く
「痛いけど、まあこんなものか〜」
と思って耐えていましたが、布ナプキンにしてからは、幾分かマシになりました。
また、生理の流れが良くなり、今まではタラタラと7日かけて出ていたのが、布ナプキンに変えてからはドバッと4日くらいであらかた出切るようになりました。
ただ、この部分は個人差が大きいと思いますので、
「生理が軽くなって、早く終わるようになると良いなー」
くらいで、あまり期待しない方が賢明です。
布ナプキンのデメリット
メリットがたくさんある布ナプキンですが、もちろんデメリットもあります。
それは、外出先では、使い終わったナプキンをカバンに入れて持って帰らなければいけないという点です。
上のリンクの製品には、防水ポーチが付属品として付いてくるので、私はそれを使い終わったナプキン入れとして使っています。
また、布ナプキンにはショーツに固定するためのスナップボタンが付いているのですが、ナプキンを使い終わったら裏返して畳み、最後にボタンを留めれば、汚い面をナプキン入れに触れさせずに持って帰ることができます。
月経カップは一度使うとやみつきって本当?
最後に、アメリカで今流行りの、月経カップ(Menstrual Cup)をご紹介します。
こちら、膣の中にタンポンのように入れて使うカップで、経血をカップの中に溜めていきます。
私も、存在自体は数年前から知っていましたが、
「うまく入れられるかわからないし、とりあえず布ナプキンのままでいいかな・・・」
と見送っていました。
しかし、恥ずかしながら産後に痔の症状が出てきて、生理の血で蒸れると一気に悪化するので、思い切って試してみることにしました。
実は、いきつけの鍼の先生に、
「えっ、ミイさんまだ使ってなかったの? 本当に、生理であることを忘れる使い心地ですよ」
と後押しされて、恐る恐るアマゾンでポチしたという経緯があります。
先生曰く、
- 朝入れたら夜まで出さなくて良い(重い日はお昼に1度だけ変える)
- 血が全く出ない
- 石鹸で洗って何度でも再利用できる
- 生理周期が終わったら消毒する
- 旅行に最適
- 海もプールも温泉も行ける
- 経産婦はLサイズ、そうでないならMサイズ(帝王切開でもLらしい)
- カップを出す時にすごい量(1日分の血)が出るので家のトイレですること
とのことでした。
アメリカの月経カップでは、Deva cupとLena cupが2大ブランドなのですが、Lenaの方がやや小ぶりということでLenaを選んでみました。
実は今日届く予定なので、使ったらまたレビューしますね。
アメリカの生理用品おすすめ:まとめ
さて、ここまでで、アメリカの生理用品について、
- 使い捨てナプキンならKotexがおすすめ
- ただし日本のものより品質は悪く値段は2倍
- アメリカにいるなら布ナプキンを試してみよう
- 月経カップも評判が良い
ということをお伝えしました。
日本に住んでいる時は、使い捨てナプキンに全く不満がなかったので他の生理用品を試そうとは思いませんでしたが、アメリカでは不便だからこそ、布ナプキンや月経カップにチャレンジすることができ、
「これも、ある意味プラスの経験なのか・・・!?」
と、前向きに捉えるようにしています(笑)。
生理用品については、なかなか知り合いに直接は聞きづらい面もあると思いますので、このブログが少しでもお役に立てれば嬉しいです!