海外で育児

海外在住でも日本の一時保育を使えたが、手続きがやたら大変だった件

こんにちは。ビザ延長のため、ただいま日本に一時帰国にしています、ミイです。

ふだんは海外在住で、10日ほどでビザを延長してすぐアメリカに戻る予定だったのですが、なんと米国大使館からなかなか延長許可が下りず、保留の状態で1か月放置されております(涙)。

炎天下の日本で散歩にも行けず、おもちゃナシ、車ナシ、近くに遊べる施設ナシの義実家で24時間怪獣(2歳半)の機嫌を取り続けるのはもう限界!!ということで、日本で区認定の一時保育を利用できないか、保育園・区役所と交渉してみました。

その結果、どうにか来週から一時保育に通えそうなので、どのように交渉したらうまくいったかを記事にしてみます。

  • 日本への一時帰国中で(または一時帰国の予定があり)、子供の預け先に困っている方
  • 海外在住で住民票を抜いてしまっているけれど、一時保育を利用したい方
  • 孫を長期間預かることになり、一時保育を利用したいおじいちゃん・おばあちゃん

上記のような方に、お役にたてる内容だと思います。

日本の一時保育の受け入れ時間や価格

私が「日本には一時保育という大変ありがたい制度がある」と知ったのは、義実家の近くの児童館でのことでした。

そこで仲良くなったママさんに、

「うちは、週1で9:00-17:00で一時保育に通わせてるんです。1回3000円で、ランチも200円で作って食べさせてくれるからホントにありがたくて~」

という話を聞いて、「えっ、それって、もしかして私も使える・・・!?」と思ったのがきっかけでした。

調べてみたら、区認定の一時保育施設だと、このような条件がスタンダードでした。

  • 8時間の保育で3000円
  • ランチとおやつは保育園で用意してくれ、実費(合わせて300円くらい)がかかる
  • 午前中だけのプラン、6時間のプランがある保育園もある
  • 予約できるのは登園日の3日前まで
  • 月に5回利用可能

8時間も面倒を見てもらえて3000円なんて、アメリカでは考えられない安さですよね。

海外在住だから断られる可能性もあるけど、問い合わせるだけならタダ!と意気込んだ私は、とりあえず、義実家から一番近い保育園を探して電話してみることにしました。

ちなみに、区の認可外の施設は、一時間で1000円のところが多かったです。



一時保育を受け付けている保育園に問い合わせ

速攻で「○○区 一時保育」とググってみると、区の子育て支援課のサイトがヒットし、区が認定している一時保育の施設リストを見つけることができました。

そこで、その中から一番家に近い保育園に電話をしてみると、なんと2歳児のクラスに空きがあるというではないですか!

念のため、今は一時帰国中で、普段はアメリカに住んでいることも伝えましたが、

「その子の祖父母の方が区に住まわれているなら、一時保育を利用できます」

とのありがたいお言葉をいただき、その日のうちに利用登録のための書類を保育園にもらいに行きました。

そして、利用登録のための面接日時を決め、

「やったぞ・・・これからは週1で9:00-17:00フリー生活じゃー!!」

と、その日は興奮でなかなか寝付けませんでした(笑)。

利用登録に必要な書類の準備

保育園から揃えるように言われた書類は、この4つでした。

  • 利用登録票(住所、電話番号、家族構成、かかりつけ医の情報などを記入)
  • 個人カード(予防接種の履歴、既往症、アレルギーの有無などを記入)
  • 子供本人と迎えに来る大人の写真
  • 医療証・保険証のコピー

記入する時に困ったことが2つありましたが、保育園に質問したらあっさり解決しました。

  • 日本のかかりつけ医がいない → 空欄でOK
  • 日本固有の予防接種(BCG・おたふく・日本脳炎)を受けていない → そのままでOK(ただし、一時保育中に感染しても保育園は責任は取れない)

そんなこんなで書類も完成し、いよいよ面接をして一時保育の利用権ゲット!

・・・というところで、思わぬ落とし穴が待っていました。



一時保育の面接で問題発覚

意気揚々と息子を連れて面接に向かい、一番初めに言われたことが、

「あれ? 医療証のコピーがないですね?」

とのことでした。

医療証とは、お医者さんにかかったときにそれを見せれば、子供の医療費を全額免除してくれるありがたいカードのことです。

東京都民が、東京都の医療機関を受診するときに使えます。(東京に限らず、他の都道府県でも導入しているところがあります)

私たち夫婦と息子は、アメリカに赴任する際に住民票を抜いているため、息子は医療証を持っていませんでした。

その旨を保育士さんに説明すると、なんと、

「一時保育で預かるお子さん本人が区の住民でないと、一時保育はご利用になれません」

とのこと。

あれ? おじいちゃんとおばあちゃんが区民だったらっていう話はどこ行った・・・?と目が点になりましたが、

「うちは区の認定保育園なので、区にダメって言われたらどうしようもないんです。ごめんなさいね」

と謝られてしまい、どうしようもありません。

区の補助があって1日3000円という破格の料金で利用ができる訳なので、区民か区民じゃないかの判断は厳密なんですね。

そこでダメもとで、

「区の補助なしで、全額自己負担した場合、受け入れてもらうことは可能でしょうか?」

と聞いてみましたが、残念ながらだめでした。

そんなこんなで、結局その日は利用登録ができず、とぼとぼと手ぶらで家に帰りました。

帰ってから、「もしかして区の認可外の施設なら入れるんじゃないか」と思って、手当たり次第電話しましたが、どこも定員オーバーか、そもそも一時保育をやっていないことがわかりました。

さらに、最後のダメ押しで区役所の子育て支援課に電話をかけ、

「住民票がない子供は、区が認可している一時保育は利用できませんか?」

と聞いたところ、正式にNGの回答を頂いてしまいました(涙)。

息子だけ住民票を作ることを思いつく

結局日本で一時保育を利用できないことが分かって、次の日。

私の心の中には、育児のストレスに加えて、何とも言えないモヤモヤが渦巻いていました。

たしかに、住民税を払っていない部外者が、区の補助費をもらって安く一時保育を利用するのはダメという理屈はわかります。

でも、私も夫も、アメリカ赴任に行く前は日本で働いて、ずっと税金を納め続けてきています。何も補助などもらえない若い頃は、そうやって日本の福祉のために貢献してきて、いざ子供が生まれて支援が必要になった時には、たまたまアメリカに住んでいるからNG?

しかも、支援が必要なのは、日本に一時帰国に来ているほんの1-2か月の間だけなのに?

さらにもっと言うと、私の義理の母にとっても、一時保育が使えるか使えないかというのは死活問題です。

高齢で体力にも限りがある中、嫁(といっても突き詰めれば他人)と一緒に24時間家にいて孫の面倒を見なければならず、さらにその状況がいつまで続くかわからないというのは、きっと相当辛い状況だと思います。

それなのに、「区民(義理の母)が一時保育を使いたいと思っているのに、世話をされる側の子供に住民票がないばっかりに、許可が下りない」という今の制度は、やはりちょっと変だなあと思ってしまいます。

子供主体ではなく、世話をする大人主体で子育て支援制度を作ってくれたらいいのに。

そんなことをツラツラと考えて2日くらい悶々としていると、ふと、私の頭の中に突飛なアイディアが浮かびました。

「住民票がなくてダメなのなら、滞在期間中だけ住民票を作っちゃうのはどうだろう?」

住民票って、本来ならそんなホイホイ軽く扱うべきものではありませんが、こちとら今日をどうやって切り抜けるかで毎日必死なわけです。

使えるものは、何でも使うくらいの覚悟はあります。

そして、私のこの読みは当たり、なんと本当に、次の日には住民登録ができてしまいました(笑)。

区役所と保育園にOKをもらう

「息子に住民票を作ったらどうか?」と思いついてから私が初めにとったアクションは、この3つの確認でした。

  • 息子だけ夫の実家に住民登録ができるか、区役所の戸籍課に確認
  • 住民票があれば、医療証がなくても一時保育を利用できるのか、区の子育て支援課に確認
  • 上記の顛末を説明の上、息子を預かってもらえるか保育園に確認

その結果、3つ全てOKをもらいました!

これでやっと、連日の猛暑と雨で家にこもりっきりの育児から(ちょっと)解放される・・・!と思うと、喜びもひとしおでした。

住民登録に必要な書類をそろえる

晴れて区役所と保育園からお墨付きをもらい、一気にテンションが上がった私は、その日のうちに住民登録をしてしまうことにしました。

うちの息子の場合は、海外からの転入届というものを出せば住民登録をすることができ、その手続きに必要な種類は以下の4つでした。

  • 転入届(区役所で記入する)
  • 出入国のスタンプが押されたパスポート
  • 戸籍謄本
  • 戸籍の附票

運の悪いことに、私たち家族の戸籍は夫の実家ではなく、そこから1時間ほど離れた他の区にあるので、わざわざ戸籍のある区の区役所まで行って、戸籍謄本と戸籍の附票を取得しなければなりませんでした(涙)。

ちなみに、戸籍の附票とは、その戸籍ができて以降の、家族全員の新旧住所がすべて記載されている文書のことで、戸籍の登録されている区の区役所で身分証明書(免許証)を提示すれば取得できます。

住民登録して住民票をゲット

必要書類を揃え、義実家の最寄りの区民事務所まで足を運ぶと、最後にして最大の難関が待っていました。

対応してくれた職員から、

「なんで息子の分だけ住民登録するの?」

「どうして住所の筆頭者(つまり私の義理の父)の委任状を持ってないの?」

「ビザが取れたらすぐアメリカに戻るのに、それでも一時保育が必要なの?」

などなど、かなり突っ込んだ質問を十個以上は投げかけられ、その説明に30分以上を費やしました。

おそらく、事前にOKをくれていた区役所で手続きをしていれば、電話対応してくれた職員さんもいるはずで、もう少しすんなり話が通ったと思うのですが、無精して区役所ではなく、家から近い区民事務所で申請をしたのが間違いでした。

それか、私ではなく、義理の母から「うちの住民票に、孫を追加したい」と申請してもらえば、もっと話が簡単だったかもしれません。

しかし最終的には、区民事務所でも申請を受理してもらえ、無事に息子の名前入りの住民票をゲットすることができました。

さらに、一連のごたごた(2時間かかりました・・・)で最終的には親身になってくれた職員さんが上司にかけあってくれ、なんと、

「ついでに医療証も取れるようにしてあげる」

と、手続きを進めてくれました。

とことんやり合って最後に仲良くなるって、こういうことか・・・と、深い人生訓を学んだ一日でした(笑)。

医療証の申請用紙では、同時に子ども手当も申請できたのですが、さすがに住民税を払ってない身で毎月お金まで受け取るのは気が引けて、子ども手当は辞退しました。

保育園で二度目の面接

そんなこんなで、なんとか息子の住民票をゲットし、来週の月曜に保育園での二度目の面接を受けてきます!

ここで更にもう一度どんでん返しがあったら・・・と思うと怖いですが、起こってもいないことにビクビクしても仕方ないので、とりあえずは週末(やっと夫に子ども見てもらえる)を楽しみたいと思います。

ビザの方も全く音沙汰がなく、催促のメールを入れても「現時点で言えることは何もない」と、まだまだ長期化しそうな予感がするので、思い切って日本で息子の預かり先を探してみて良かったです。

これでOKが出れば、月に5回、9:00-17:00の一時保育を3000円で利用できるようになるのでがんばります。また、進捗がありましたらブログでご報告いたしますね。



海外在住でも日本の一時保育は使えるか?:まとめ

さて、ここまでで、海外在住の人でも、一時帰国中に日本の一時保育を使えるか?ということについてご紹介しました。

最後に簡単に内容をまとめて終わりにしたいと思います。

  • 海外在住の私でも、日本の区認定の一時保育は利用可能(の予定)
  • ただし、子供の住民票を作らなければならない
  • 住んでいる区によって対応は様々だとは思うが、一時保育がどうしても必要な場合、利用可能かどうか保育園や区役所に問い合わせてみる価値はある
  • その際、住民登録をするというオプションも念頭に入れておくとよい

今回の件で強く思ったのが、補助金でもサービスでも、やっぱり国の福祉って、個人個人がその存在を知ったうえで「欲しいです!ください!」って自発的に声を出さないともらえないんですよね。。。

アメリカはなんでも自己責任の国で、トラブルがあったらなんとか自分で切り抜けるしかありませんが、そんな環境で3年半揉まれたからこそ、今回も泣き寝入りせずにどうにか明るい道を見つけられたのかな、と思います。

海外赴任を経て、少し成長している自分を知れて嬉しい反面、これ以上図太くなりすぎて、厄介なオバサンにならないように気をつけます(笑)。

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