こんにちは、3歳の息子を育てているアメリカ駐在妻のミイです。
私の住むニューヨークでは、9月から新学期が始まります。
「来月から、いよいようちの子もプリスクールデビューだわ!」
と、ドキドキしながら登園準備をしている方も多いのではないでしょうか。
私も、約2年前にアトランタで息子をデイケア(保育園)デビューさせ、さらにその1年後にニューヨークで新しいプリスクールに入れたのですが、どのどちらも、保育園から提示されたSupply List(用意するべき持ち物表)通りにグッズを集めるのに苦労しました。
グッズの名前だけ見ても、
「え・・・これって、何?」
と疑問に思うものが多く、具体的に何を買って揃えればいいのかよくわからなかったんですね。
そこでこの記事では、
- Supply Listでどんなグッズが要求されたか
- どこでそのグッズが買えるか
の2点についてご紹介します。
アメリカのプリスクールの持ち物リスト一覧
さて、まずは早速、私がニューヨークのプリスクールでどんな持ち物リストをもらったのか、リストの中身をご紹介します。
Threes Supply List
- Full Size Backpack
- Lunchbox
- 1 Box of Crayons
- 1 Box of Washable Markers
- 1 Composition Notebook(black and white) no spiral
- 1 Box of Colored Pencils
- 1 Box of Container of Lysol Wipes
- 1 Plastic Pencil Box big enough to fit all supplies
- 2 Large Glue Sticks
- 2 Bottom Pocket Folders
- 1 Black Sharpie Marker
- 1 Plastic Long Sleeve Art Smock
- 2 Boxes of Tissues
- 1 Box of Quart Size Ziplock bags
- 2 Packages of Flushable Toilet Wipes
- 1 Plastic Re-usable Water Bottle
- 2 Seasonably Appropriate Outfits (Socks, underwear, Shirts, Shoes, Pants)
- 1 Package of Wipes
- Pillow Case
- Bed Sheets
- Blanket
- Recent Family Photo
**Please have all of the items lapeled with your child’s first and last name.
アトランタのデイケアでは、こんなに細かく色々要求されなかったのでびっくりしましたが、日本の保育園に通わせるママさんに言わせると、19個なんてまだまだ序の口らしいですね(笑)。
それでは、今から順番に、リストの中身についてご紹介していきますね。
フルサイズのバックパック
Full Size Backpackとは、直訳すると「フルサイズの通園リュック」です。
フルサイズとは、つまり、クリアファイルやお弁当箱といった、毎日持って行くべきグッズが全て入りきる大きさという意味で、あとでご説明する「Bottom Pocket Folders」が入れば問題ないです。
うちの息子は上記リンクのmygreenシリーズを持って学校に通っており、かれこれ4年使っていますが丈夫でオススメです。
しかし、白地に飛行機の柄のものを持っているのですが、やはり白は汚れが目立つ!(泣)
おかげで頻繁に洗う手間が発生したので、皆さんには黒や紺などなるべく濃い色をおすすめします。
また、他のブランドを選ぶ場合は、必ずA4サイズのフォルダが入る大きさか確認してから購入するようご注意くださいね。
ランチボックス
ランチボックスとしては、実際にランチを入れるお弁当箱と、それを入れるランチバッグの2つが必要です。
お弁当箱は、私の周りのママ友の間では上記のBentgoシリーズが人気です。
細かく仕分けがされているので、カップやバランを使う手間が省けてラクラクです。
別売りのランチバッグにお弁当箱を入れてプリスクールに持っていきます。
ただし、通っているプリスクールやデイケアのプログラムによっては、スクール側がランチを用意してくれる場合もあります。
ちなみに、うちのプリスクールは、1日5ドル払えばランチを園で用意してくれるので、ズボラな私はランチプログラムを使ってしまっています・・・。
クレヨン1箱
「1 Box of Crayons」は、説明するまでもなく、クレヨン一箱です。
アメリカで一番人気のクレヨンブランドはやはりクレヨラで、ケチって他のメーカーを買うと、その書き心地の悪さに驚きます。。。
まあ、そもそものクレヨラが十分安いので、 あんまりケチる意味もないですよね。
何色入りのものを買うか悩むところですが、24色または12色で問題ありません。
あんまり張り切って買うと、一本一本名前を書くのが大変なので、ほどほどにしておきましょう(笑)。
水で洗えるマーカー
「1 Box of Washable Markers」は、読んで字のごとく、「洗い落とせるマーカー」のことです。
これも、クレヨラを買っておけば間違いないです。
私はケチってこの8色のものを買いましたが、プリスクールからも息子からも特に苦情は来ていないので良しとしています。
アメリカの学校指定のノート
はい、いよいよ出ました!
私がプリスクールのグッズ集めで一番苦戦したのが、こちらの「1 Composition Notebook(black and white) no spiral」でした。
Compositionを辞書で引くと、「構成物、創作、作曲」など出てきて、何のことやら全くわからないですよね。
さらに、
「Black and Whiteって? え、白黒のノートってどんなの??」
と、大変面食らいました。
そこで、小中高とアメリカの学校に通った夫に聞いてみると、
「ああ、アメリカの学校がよく指定してくるノートのことだよ!」
と、ネットで検索して実物を見せてくれました。それがこちらです。
Black and Whiteとは、Composition Noteの中でも、表紙が白黒のもの、という意味だったんですね。
アマゾンでは3冊からしか買えませんが、TargetやStaples(アメリカの大手文房具屋)に行けばバラで買えます。
色鉛筆一箱
「1 Box of Colored Pencils」は、色鉛筆一箱のことですね。
これもクレヨラでいいと思います。
私は12色を買いましたが、36色買ったほうが断然お得なので、家でも色鉛筆を良く使う子は、半分くらい家用にして36色を買うのもアリだと思います。
しかし、クレヨン、色鉛筆、マーカーって、そんなにいっぺんに要る!?と思うのは私だけでしょうか・・・。
Lysolのワイプ
「1 Box of Container of Lysol Wipes」とは、Lysolという有名な掃除用具メーカーのウェットティッシュという意味です。
アメリカでは、ウェットティッシュといえば Lysol!という感じですが、匂いがキツくて私はあまり好きではないです・・・。
全ての筆記用具が入る筆箱
「1 Plastic Pencil Box big enough to fit all supplies」は、「全ての筆記用具が入るプラスチックの筆箱をひとつ」ということですね。
しかし、
「その全てに、スティックのりは入りますか!? 油性マーカーは!?」
と細かく考えてしまうのは、私が日本人だからでしょうか・・・。
今まで準備してきたマーカー、クレヨン、色鉛筆の全色が入る筆箱となると、なかなか大きいものが必要になるだろうと思って悩みました。
そして色々考えて、このクリアボックスを買いました。
幸い、ちょうど良い大きさで、3歳の息子でも開閉しやすそうだったので良かったです。
あまり筆箱っぽくないですが、プリスクールから特に何も言われなかったのでこれで良しとします。
スティックのりのラージサイズ
「2 Large Glue Sticks」は、直訳すると「大きなスティックのり」ですが、アメリカ基準ののりは、私の感覚からすると全てラージサイズなので、一体どの程度大きいものを買えば良いかわかりませんでした。
とりあえず、このパッケージにでかでかと「Jumbo」と買いてあるのりを買って持っていかせました。
「しかしこれ、幼児が使うには大きすぎなんじゃない・・・?」
と思いましたが、まあ3歳児がそこまで細かい貼り付け作業なんてしないだろうし、大きい方が広い面積に素早く塗れていいのか・・・? と、自分を納得させました。
ボトムポケットフォルダー
はい!これも私にとって難関でした。
「2 Bottom Pocket Folders」の、ボトムポケットフォルダーって何!? と、しばらく頭にハテナが飛んでいました。
これも夫に聞いてみると、本のように開いて使う、左右にポケットがついているフォルダのことをいうそうです。
ちょっと説明しづらいので、上のAmazonの商品の詳細ページを見てもらえるとわかりやすいと思います。
シャーピーブランドの油性マジック
「1 Black Sharpie Marker」も、アメリカで学校に通ったことのない人にはわかりにくいですよね。
アメリカでは、油性マジックといえばSharpieというブランドが一般的で、そのことを言っています。
しかしこれ、Targetなどの店頭に行っても、なかなか1本だけは売っておらず、私も泣く泣く4本パックを買いました。
お絵かきスモック
「1 Plastic Long Sleeve Art Smock」とは、ビニールでできた、長袖のお絵かきスモックのことです。
うちのプリスクールでは、わりと頻繁に息子の作った芸術品(笑)を持ち帰らせてくれるのですが、今まで洋服に目立った絵の具汚れがついていたことがないので、
「きちんとスモックを着せてくれているんだな〜。 アメリカなのにきちんとしていてすごい!」
と、密かに驚いています。
ティッシュ箱とジップロック
「2 Boxes of Tissues(ティッシュ箱)」と「1 Box of Quart Size Ziplock bags(ジップロックのQuartサイズ)」は、どちらもメジャーなものなので特に説明は不要かと思います。
ちなみに、TargetやWalmartに行くと、自社ブランドの安いジップロックが売っており、
「わざわざ正規品を買わなくても、これで十分なんじゃ・・・」
と少し思いましたが、念のためZiplock社のちゃんとしたやつを持って行かせました(笑)。
トイレに流せるお尻拭き
「2 Packages of Flushable Toilet Wipes」は、トイレに流せるお尻拭きのことです。
すでにオムツが外れて一人でトイレに行ける子なら、これはいらないはずです。
まだポッティートレーニング(トイレトレーニング)を始めていない子や、トレーニングの真っ最中の子は、このワイプがたくさん必要になります。
ちょっとお高いですが、こちらのブランドは、ポッティートレーニング専用のワイプで、子供のお尻に優しいです。
また、普通のトイレットペーパーよりもスルッと汚れが取れますので、プリスクールで持ってくるように言われなくても、お家で使ってみるといいですよ。
上記は12パック入りですが、ストックが切れたらまた、
「ワイプを持ってきてください」
と先生から言われるので、割安でたくさん買ってストックしておくことをおすすめします。
お水を入れる水筒
「1 Plastic Re-usable Water Bottle」は、プラスティックでできた水筒ですね。
プラスティックと書いてはありますが、うちは夏は暑さ対策で、魔法瓶の水筒を持たせています。
うちのプリスクールは、月曜に水筒を持って行かせると、金曜まで先生が洗って使ってくれるのでとてもラクです。
・・・が、アメリカ人の先生には、日本の水筒の細かい部品を外してひとつひとつ洗って・・・という作業はきっとできないので、アメリカで買った水筒を持って行く方が無難です。
替えの洋服
「2 Seasonably Appropriate Outfits(Socks, underwear, Shirts, Shoes, Pants)」とは、季節に適した洋服(靴下、下着、シャツ、靴、ズボン)という意味ですね。
靴もストックが2足も必要なの!?と驚きましたが、Targetで安いものを買いました。
下着は、日本人なら肌着を持たせるところですが、アメリカ人の子は普通は直にTシャツを着るので、肌着は必要ありません。
冬は、いちおう冬用の長袖の下着をストックしていたのですが、今までに一度も着せられたことはないので、こちらもアメリカではメジャーではなさそうです。
裸の上に直接トレーナーを着るって、ワイルドですよね。
日本ではあり得ないことですが、アメリカではプリスクールやデイケアによっては、これはこの子の服、という区分けをきちんとしておらず、自分の子のストックが他の子に使われて戻ってこないことがあります。
なので、無くなっても惜しくないような、安い服や着古した服を持って行くことをおすすめします。
普通のお尻拭き
「1 Package of Wipes」は、普通のトイレで流せないお尻拭きのことですね。
私はオムツはパンパースを使っていましたが、ワイプは断然ハギーズ派で、こちらをおすすめします。
パンパースのワイプはサラッとしていて、しつこい汚れをツルンと落とせるクレンジングのような使い心地で、一方でハギーズは厚手で水分をよく吸い取ってくれます。
その子のウンチが固めか緩めか、という基準で選べば良いと思います(笑)。
お昼寝グッズ
うちの園ではお昼寝用に、
- ベッドシーツ
- 毛布
- 枕カバー
の3点を持ってくるように言われました。
ベッドシーツのサイズは、先生に聞いてみると、
「クリブ(ベビーベッド)用のものでいいわよ」
とのことでした。
ただし、日本で買ったベビーベッドを使っていた場合は、アメリカのものよりもサイズが小さいので、アメリカで買い直した方がいいでしょう。
毛布は、普段使っているお気に入りのものを持っていけばOKですが、毛布が大好きな子には、あえて一番のお気に入りでないものを持たせた方が良いかもしれません。
私の息子も毛布大好きっ子で、ストレスがかかると毛布を抱きしめて精神安定を図るタイプですが、それゆえ、初めてのプリスクールで緊張しまくった我が子は、一日中毛布を手放さなくなってしまいました。
そうすると、他の子も「私も毛布を持っていたい!」ということになり、収集がつかなくなるので、ついに先生から、
「お昼寝後に手放しやすいように、お気に入りじゃない毛布を持ってきてください」
と言われてしまいました。
また、園によっては、ベッドが用意されておらず床にNapping Matというものを敷いてごろ寝させるところもあります。私も、息子の昔の幼稚園で使っていました。
このNap mat、値段が本当にピンキリで悩むのですが(笑)、あまり安くてペラいマットで硬い床に寝せるのも可哀想なので、私はAmazonで評価の高い上記のWildkinというブランドを使っていました。
家族写真
「Recent Family Photo」は、最近撮った家族写真のことですね。
うちは写真を印刷して取っておく習慣がないので、Targetで印刷してきました。他にも、ドラッグストア(CVSやWalgreenなど)や、コスコなど、写真を印刷できるお店はたくさんあります。
・・・が、ほとんど利用する人がいないので、印刷手順を知っている店員がいなかったり、機械がうまく動かなかったりと、結構待たされます。
買い物のついでに印刷を依頼して、買い物が終わってから写真を引き取る・・・というパターンが一番ストレスがないです。
家族写真、というと、生真面目な日本人は、
「パパとママとお兄ちゃんと、全員が揃っている写真を用意しなきゃ!」
と思いがちですが、アメリカ人はテキトーなので、普通にママと子供しか写っていない写真を持ってくる子がたくさんいました。
あまり気負わず、写りの良い写真を選んであげてくださいね。
アメリカのプリスクール(幼稚園)で準備するべき持ち物リスト
さて、今回も長くなりましたが、ここまででアメリカのプリスクール(幼稚園)で準備すべき持ち物22点についてご紹介しました。
- Full Size Backpack
- Lunchbox
- 1 Box of Crayons
- 1 Box of Washable Markers
- 1 Composition Notebook(black and white) no spiral
- 1 Box of Colored Pencils
- 1 Box of Container of Lysol Wipes
- 1 Plastic Pencil Box big enough to fit all supplies
- 2 Large Glue Sticks
- 2 Bottom Pocket Folders
- 1 Black Sharpie Marker
- 1 Plastic Long Sleeve Art Smock
- 2 Boxes of Tissues
- 1 Box of Quart Size Ziplock bags
- 2 Packages of Flushable Toilet Wipes
- 1 Plastic Re-usable Water Bottle
- 2 Seasonably Appropriate Outfits (Socks, underwear, Shirts, Shoes, Pants)
- 1 Package of Wipes
- Pillow Case
- Bed Sheets
- Blanket
- Recent Family Photo
もちろん、持ち物リストの中身はスクールによってちょっとずつ違うと思いますので、実際配られたサプライリストを見ながら、参考にできるところを参考にしてもらえればと思います。
子供がプリスクールに入ると、ママは3日くらいは寂しく感じますが、そのうち解放感で心が踊ってきますので、その時を楽しみに、準備をがんばってくださいね!