こんにちは、もうすぐ出産予定のニューヨーク駐在妻ミイです。
実は先日、久しぶりにお友達とランチをしてきまして、そのときに出産祝いとして、可愛い赤ちゃん用のカーディガンをプレゼントしていただきました。
「うわ〜、可愛い〜! 手触りが柔らかい〜!」
とテンションマックスでお礼を言い、カーディガンを再び袋に戻そうとすると、カサッと音がして、袋の底からペラっと1枚のレシートが出てきます。
日本人的な感覚だと、
「あれ、もしかして間違えてレシートも入っちゃったのかな?」
と思うところですが、ここアメリカでは、このレシートも立派なプレゼントの中身の一部。その名を、ギフトレシートと言います。
今回の記事では、このギフトレシートについて、
- ギフトレシートって何?
- どうやって使うの?
- 自分がプレゼントをにギフトレシートを入れる方法
- ギフトレシートはプレゼントのどこに入れるべき?
という4点をご説明していきます。
アメリカのギフトレシートとは?
ギフトレシートとは、アメリカでプレゼントを贈る際に入れる、プレゼントを貰った側のためのレシートです。
貰った側がそのプレゼントを気に入らなかったり、サイズが合わなかったりした時のために、お店でプレゼントを返品するときに使います。
「えー!! もらったプレゼントを返品!? そんなひどいことしていいの!?」
と、驚く方もいらっしゃると思いますが、プレゼントを贈る側としては、
「これ、要らないな・・・」
「ちょっと自分には合わないかも・・・」
と思われながら品物をたんすの肥やしにされるより、それを返品して好きなものに変えて貰ったり、戻ってきたお金(もしくはギフトカード)で好きなものを買って貰った方が嬉しいですよね。
また、
「もし気に入らなかったら返品してもらえば良いや」
と思うことで、肩の力を抜いてプレゼント選びができるというメリットもあります。
ギフトレシートがあるおかげで、ちょっとリスクの高い個性的な商品もあげやすくなります(笑)。
現に、我が家も過去、家の近くにないレストランのお食事カードを返品して、そのお金でお気に入りのレストランで豪華ディナーを楽しんだり、すでに持っているものを頂いた時に二つ目を返品したりしたことがあります。
私は「プレゼントは気持ちが8割」と思う派なので、アメリカのギフトレシートの慣習は、あげる相手を思いやる素敵な文化だと思います。
アメリカのギフトレシートの使い方
アメリカでギフトレシートを使って返品するのはとても簡単で、そのブランドのお店の返品カウンターに、
- プレゼントの品物
- ギフトレシート
の二つを出すとすぐに返品手続きをしてくれます。
お店によって、
- 返金に応じてくれる
- プレゼントの値段ぶんのギフトカードをくれる
- お店で使えるポイントをくれる
- 同額の別の商品と交換してくれる(自分で差額を払えば高いものも買える)
など、何と交換できるかは様々なので、事前にホームページなどで確認しておきましょう。
また、だいたいのお店では、返品は購入後30日をすぎると受け付けてもらえなくなるので注意です。(中にはもっと早いお店もあります)
ちなみに、最近はコロナ禍対応なのか、Amazonにログインしてオンラインで返品手続きができるブランドもあります。
なお、当たり前のことですが、ギフトレシートを使って返品した事実は、贈り手側には伝わらないのでそこもご安心ください(笑)。
プレゼントにギフトレシートを入れる方法
アメリカでプレゼントを贈る時、よほど強いポリシーがない限りは、ギフトレシートを入れた方が親切です。
ただし、そこまで高くないちょっとしたプレゼント(たとえば20ドル以下)にギフトレシートを入れるとかえって仰々しくなるので、そこは匙加減が必要です。
また、私は今まで、食品(チョコレートやワインなど)をプレゼントされた時にギフトレシートがついていたことはないです。
ギフトレシートは、お会計の時に「ください」と言わないともらえないので、
「Can I have the gift receipt?(ギフトレシートをつけてください)」
と、忘れずにお店の人に言いましょう。
また、お店によってはギフトラッピングのサービスがあるところもあるので(有料だったりしますが)、ラッピングについても聞いてみると良いでしょう。
ただし、アメリカにはギフトラッピングのサービスがあるお店は稀で、親しい間柄なら、特にラッピングはせずにお店の紙袋にポンと品物を入れたままプレゼントすることも多いです。
よっぽどクラフトなどが好きでない限り、自分で包装紙とリボンを買って包んで・・・なんて手間をかける必要はないので、安心してくださいね(笑)。
ギフトレシートはプレゼントのどこに入れるのが正解?
アメリカ人はとても大雑把なので、ギフトレシートも、品物と一緒に生身のままヘロッと紙袋に入れておけばそれでOKです。
中には、封筒の中に入れてくれたり、品物の箱や袋にセロハンテープで貼り付けておいてくれるお店もありますが、全てそのまま何も手を加えずにあげてしまって問題ありません。
また、ギフトレシートには金額の記載はなく、じっさいに返品しに行かないとプレゼントがいくらだったかはわからないので、そこもご安心くださいね。
アメリカでギフトレシートを使う方法:まとめ
さて、ここまでで、アメリカのギフトレシートについて、
- ギフトレシートって何?
- どうやって使うの?
- 自分がプレゼントをにギフトレシートを入れる方法
- ギフトレシートはプレゼントのどこに入れるべき?
ということをご説明しました。
日本とは違い、気軽に返品できるのはアメリカならではの良いところなので、皆さんもお誕生日プレゼントやクリスマスプレゼントなど、仲の良い方に気軽に贈ってみてくださいね。