アメリカで子育てをしていると、避けて通れないのが**「プレイデート(Playdate)」**。
日本で育った私たちにとってはなじみが薄く、最初は戸惑うことも多いですよね。
「どうやって誘うの?」
「親はどこまで関わるの?」
「おやつは出すべき?」
「時間はどれくらい?」
私自身、アメリカに来たばかりの頃はプレイデートのたびに緊張していました。
でも、何度か経験するうちに、アメリカのプレイデートには“暗黙のルール”と“気楽さ”があることが分かってきました。
この記事では、
✔ アメリカ現地人とのプレイデートの基本
✔ 誘い方・受け方
✔ 当日の流れ
✔ 日本人が戸惑いやすいポイント
✔ トラブルを防ぐコツ
を、実体験を交えながら詳しくまとめていきます。
そもそもプレイデートとは?
プレイデートとは、子ども同士が遊ぶ約束を、親同士が事前に取り決めて行うものです。
学校やデイケア、公園などで仲良くなった子の親から、
“Would you like to set up a playdate?”
と声をかけられることも多いでしょう。
日本の「放課後に自然と集まって遊ぶ」文化とは違い、
アメリカでは親同士の合意が前提になっているのが特徴です。
プレイデートの誘い方・誘われ方
誘い方(英語フレーズ例)プレイデートに誘うときの英語フレーズ(日本語訳つき)
- “My child really enjoys playing with yours. Would you like to have a playdate sometime?”
(うちの子、あなたのお子さんと遊ぶのがとても楽しいみたいで。よかったらいつかプレイデートしませんか?) - “Can we exchange numbers and plan a playdate?”
(連絡先を交換して、プレイデートの予定を立てませんか?) - “Feel free to drop him/her off.”
(良ければお子さんをうちで預かりますよ)
LINEではなく電話番号の交換が一般的で、
連絡手段はテキストメッセージ(SMS)やWhatsAppを使うことが多いです。
誘われたときの返事
OKする場合(よく使われる自然な英語例)
- “Yes, he’d love to!”
(ぜひお願いします!) - “That sounds great.”
(いいですね!) - “My child would love that.”
(うちの子も喜ぶと思います) - “Sure, when works for you?”
(いいですよ、いつが都合いいですか?) - “We’re free this Saturday afternoon.”
(今週土曜の午後なら空いています)
アメリカ人はあまりごちゃごちゃ事情など書かない人が多いので、シンプルなやり取りで大丈夫です。
文体は、!を多用するテンション高めの人もいれば、落ち着いた人もいてさまざまです。相手に合わせると良いでしょう。
都合が合わない場合(断るとき)
都合が合わなければ、正直に断って大丈夫です。
- “He’d love to, but this week is a bit busy.”
(ぜひそうしたいのですが、今週は少し忙しくて) - “Can we do it another time?”
(また別の機会でもいいですか?)
無理に理由を詳しく説明する必要はありません。
プレイデートの基本スタイル
時間は「1〜2時間」が主流
アメリカのプレイデートは短時間でOK。
- 平日放課後:1-2時間ほど
- 週末:2時間前後
まずはこのくらいで様子を見て、子供たちの気が合いそうなら次は長めに提案してみましょう。
親は基本的に在宅
幼稚園くらいの小さい子の場合は、
- ホスト側の親:家にいる
- ゲスト側の親:最初は一緒に来て、様子を見て帰る or そのまま滞在
というパターンが多いです。
年齢が上がって小学生になると、**Drop-off playdate(子どもだけ預ける)**も増えてきます。
① 自分がホストになる場合(家に招くとき)
プレイデートの基本
アメリカのプレイデートは親同士の事前約束が基本です。
- 時間:1〜2時間
- 日時:事前にテキストで決定
- 人数:まずは1人対1人が無難
時間については、人によって考え方が違うので、
“You can come anytime after 3:00 pm.”
(3時以降ならいつでも来てね)
などと開始時間を提案しつつ、
“What time works for pick-up?”
(迎えは何時頃が都合いいですか?)
と相手に委ねるのもおすすめです。
家の準備は「安全第一」でOK
日本の感覚で「お客さんだから完璧に片付けなきゃ」と思いがちですが、
アメリカではそこまで気にする必要はありません。
最低限やっておくことは:
- 危険な物(薬、刃物、工具)を片付ける
- 触られたくない物は別の部屋へ
- ペットがいる場合は事前に伝える
多少散らかっていても、まったく問題ありません。
おやつは必須。でもシンプルでいい
プレイデートでおやつを出すのはほぼマナーです。
変に凝らず、市販のよくあるスナックでOKです。逆に日本っぽすぎるお菓子だと食べられない子もいるので注意です。
アレルギー確認は必ず
事前に必ず聞きましょう。
“Does your child have any allergies?”
アメリカ人の子はアレルギー持ちが多いので気をつけましょう。
親は「管理者」、遊びは子ども主体
ホストだからといって、一緒にいる必要はありません。
- 危険がないか見守る
- ケンカが激しくなったら声をかける
- ルールを簡単に伝える
程度で十分です。
アメリカでは、多少の言い合いは学びの一部と考えられています。
ただし、子供によっては冷蔵庫やクローゼットを勝手に開けたり、ダイナミックに遊び過ぎて家が壊れれたりというトラブルも出てくるので、最初の数分は同じ空間にいて様子を見ると良いでしょう。
終了時間はきっちり
時間になったら、
“It’s almost time to wrap up.”
と声をかけ、自然に解散へ。
しかし大抵の場合はズルズル長くなりがちなので、最初から余裕をもった時間設定をしておくと良いです。
また親のお迎えも大幅に遅れることもあるので、アメリカではそういうものだと思って割り切りましょう。
② 相手の家にお邪魔する場合(ゲスト側)
手土産は基本的に不要
日本の感覚だと何か持って行きたくなりますが、
アメリカでは手土産なしが普通です。
どうしても何か渡したい場合はスナック一袋程度で十分。必須ではありません。
ただし、アジア系(中国・韓国・フィリピンなど)の一部はすごく豪華な手土産(ホールのケーキなど!)を持ってきてくれる場合があるので、相手がアジア系なら何か一品持っていきましょう。
また、自分の子供用にペットボトルの水を一本持たせるといいでしょう。
到着したらまず親同士の挨拶
最初は少し雑談することが多いです。
話題として無難なのは:
- 子どもの学校
- クラスの話
- 習い事
- 週末の過ごし方
政治・宗教・お金の話は避けましょう。
親はどこまで滞在する?
年齢によりますが、よくあるパターンは:
- 幼稚園まで:最初は一緒に滞在
- 小学生から:途中で帰る(Drop-off)
分からない場合は、素直に聞いてOKです。
“Would you like me to stay, or is it okay if I leave?”
家のルールを尊重する
相手の家では、その家のルールが最優先です。
- 靴を脱ぐかどうか
- ソファで食べていいか
- スクリーンタイムの有無
親が指示したことには、子どもにも従わせましょう。
終了時間は守る
終了時間になったら、さっと帰るのがベスト。
「もう少し…」は、ホスト側から言われない限り控えるのがマナーです。
帰宅後のお礼メッセージ
とてもシンプルで大丈夫です。
“Thank you so much for having my child over. He/She had a great time!”
(子どもを招いてくれて本当にありがとう。とても楽しかったみたいです!)
長文や改まった表現は必要ありません。
プレイデートは慣れれば気楽なもの
最初は文化の違いに戸惑いますが、
- 短時間
- シンプル
- 気を使いすぎない
この3つを意識すれば、ぐっと楽になります。
プレイデートは、子どもだけでなく親にとっても現地に溶け込む大切なステップ。
完璧を目指さず、「アメリカ式はこういうもの」と肩の力を抜いて向き合ってみてください。
これからプレイデートを迎える方の不安が、少しでも軽くなれば嬉しいです!

